高所の小学校 [ローヌ=アルプ地方]
買い物のついでに近くの公園を通ったら、後発の八重の梅が満開でした。
よく見ると、緑色の小鳥が2羽が動き回っているのを発見!
これは鶯かと、しばらく鳴くのを待っていたのですが、2羽とも蜜を求めて花から花へと飛び回るのに忙しくて鳴いてはくれませんでした。
家に帰って調べたら、どうも鶯ではなくメジロだったようです。
予報によれば、東京は来週の20日には桜が開花します。ひょっとしたら、数日は桜と梅の両方が楽しめるかもしれません。
さて今日は、フランスで一番高いところにある学校を訪ねてみましょう。
下記ウィンドウの▸をクリックして番組をご覧ください。(フランスのTV局TF1で2019年3月12日に放送)
映像が途切れ途切れになってしまう皆さん。どうも映像の読み込みと再生の速度がうまく噛み合ないのが問題のようです。解決策として、本編が始まったところで一旦ポーズボタンをクリックし再生を止め、映像を読み込むまでしばらく待ちます。ある程度映像を読み込んだところで、もう一度再生ボタンをクリックすると途切れずに見ることができるようになります。少し手間ですが試していただけると幸いです。
ここはサン=ヴェラン村(Saint-Véran)。人口は240人ほど。
標高2042mのところにあるこの村は、欧州で一番高いところにある村とされています。
ここには小学校があります。生徒数は25名。
こちらではCPとCE1の二つのクラスが同じ教室で授業を受けています。日本風に言えば、1年生と2年生が同じ教室で勉強しているわけです。
1年生が書き方を学んでいる間、2年生は文法を教わっています。これなら先生が一人一人によくわかるように教えてくれそうですね。
そして、外の風景はと言えば、雪山の連なるフランスアルプス。
「こういう小学校は珍しいですよ。山の中の村の真ん中にあります」と先生。
休み時間に子供たちが思い切り走り回れる校庭もあります。
「僕は山が大好きです」と男の子。眉毛が個性的!
「ここなら雪合戦もできるから楽しいです」と別の男の子。
お昼の12時には給食を食べるために全員食堂に移動します。
どの子もジレ・オランジュ(オレンジ色のベスト)を着てます。村を横断するようなので安全のために着用でしょうか?
食堂のテーブルに座ると、給食が出てきました。
「今日はカレー風味のチキンとライスです」と給食のおばさん。
最後はデザートもあります。生徒の一人がうちから持ってきました。ご両親が作っているチーズだそうです。
学校の勉強は教室の中だけではありません。身体を鍛えることも大事。スキーは3年生以上が参加します。
さすが冬山の子は上手ですね。でも中には苦手な子もいるようです。
「私、スキーはダメなの」と女の子。
スキーの授業では専門のインストラクターと生徒の保護者が一緒に滑ってくれるので安心です。
なんだかとても充実した小学校に見えますが、毎年、閉校の危機に直面するそうです。
「子供たち、いい顔してるでしょう。村の生活が充実している証拠ですよ」とインストラクター。
小さな村で学校を維持するのは簡単ではなさそうですが、がんばって続けて欲しいですね。
******* フランス人のつぶやき *******
「今日、僕は独身だが、家族と一緒にスキーにやってきた。すると義理の兄から、一人用のリフトの列に並べと言われてしまった 」
VDM(Vie de Merde)より
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