アボカド [トピックニュース]
だいぶ寒さが緩んできました。もうダウンコートの出番はないかも・・・と思っていたら、今週土曜日がちょっと冷え込むようです。まだ油断できないですね。
しかし、そろそろ冬の服装にはうんざりです。できるだけ速やかに、軽くてスッキリした服装にしたいものです。
それはさておき、昨日に引き続いて本日も食べ物のお話です。
この2年の間に欧州でのアボカドの消費量が急増しているそうです。アボカド市場が大きくなるのは結構なことなのですが、問題はその生産地。

下記ウィンドウの▸をクリックして番組をご覧ください。(フランスのTV局France 2で2019年3月14日に放送)
映像が途切れ途切れになってしまう皆さん。どうも映像の読み込みと再生の速度がうまく噛み合ないのが問題のようです。解決策として、本編が始まったところで一旦ポーズボタンをクリックし再生を止め、映像を読み込むまでしばらく待ちます。ある程度映像を読み込んだところで、もう一度再生ボタンをクリックすると途切れずに見ることができるようになります。少し手間ですが試していただけると幸いです。
フランスでのアボカド市場は20%増。こちらの八百屋さんにもちゃんと売り場に並んでいます。
このアボカド、ほとんどがメキシコ産やチリ産でしたが、数年前からスペイン産が登場するようになりました。
「スペイン産のだったらエコじゃないですかね。大西洋を渡ってくるとなると環境には有害ですよ」と男性。
「スペイン産の方が環境汚染が少ないですね」と女性。
しかし、スペイン産のアボカドは、他のに比べると1キロあたり0.55ユーロほど高めです。それに本当にエコなんでしょうか?
こちらはスペイン南部のアンダルシア地方にあるアボカド園。巨大ですね。その面積は12000haあるそうです。
それにしてもアボカドの木ってこんなだったんだあ〜。その実は数えきれないくらい食べてますが、その生みの親がこんな木だったとは初めて知りました。
収穫中に実を見せてもらいました。わりに大きいですね。
「今ここで収穫されたものは48時間以内にフランスをはじめ欧州の各国へ届けられます。メキシコやチリ産の場合は25日〜30日もかかります」
メキシコ産やチリ産は何日もかけて船で運ばれてきますが、スペイン産の場合はトラックで運ばれます。ということはつまり、環境に優しくないのはスペイン産の方。
スペイン産が売れる理由はもう一つあります。それはすぐに食べられるアボカドを出荷していること。
「買ってすぐに食べられますよ。だから売れるんです。他のは買っても熟するまでに数日かかることがあります」と女性。
しかし、アボカドを栽培しているこの地域は雨の降らない時期が3か月ほど続きます。そのため、トマトの3倍の水を必要とするアボカド栽培のために人工の貯水池を作りポンプでくみ上げ、こんな装置を設置して水を撒いています。
安いはずのスペイン産の農作物が高くなってしまった理由が分かってきました。
そして、こちらの研究者によれば、アボカド栽培の影響がこんなところに表れているといいます。
近くを流れる川が干上がっています。急激にアボカド栽培が増加した影響だとか。
「栽培をやめろとは言いません。しかし管理する必要があります。上限を決めて栽培しなくてはなりません」と研究者。
アボカドでこんな問題が起きているとはちょっと驚きでした。
******* フランス人のつぶやき *******
「今日、メキシコ人の妻が友人の一人を家に招待した。3時間近くずっとスペイン語で話していたが私にはさっぱりわからない。わかったのは “セックス” と “フラストレーション” だけだった
」
![[あせあせ(飛び散る汗)]](https://blog.ss-blog.jp/_images_e/162.gif)
VDM(Vie de Merde)より
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