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週末はセットで (2度目) [パリから週末旅]

 日曜日は恒例の週末旅。

 今回はフランス南部のセット(Sète)を旅します。セットの週末旅は今回で2回目になります。

 パリから、まずは空路でモンペリエまで1時間半弱、モンペリエからセットまでは電車で25分。合計で約2時間です。

 では出発!

Paris_Sete.jpg


下記ウィンドウの▸をクリックして番組をご覧ください。(フランスのTV局TF1で2019年3月23日に放送)

映像が途切れ途切れになってしまう皆さん。どうも映像の読み込みと再生の速度がうまく噛み合ないのが問題のようです。解決策として、本編が始まったところで一旦ポーズボタンをクリックし再生を止め、映像を読み込むまでしばらく待ちます。ある程度映像を読み込んだところで、もう一度再生ボタンをクリックすると途切れずに見ることができるようになります。少し手間ですが試していただけると幸いです。


 地中海の港町セット。

 まずはボート体験。何人乗り???

 7人乗ってました。そのうちの一人はインストラクター。ボートからなら海岸線のすぐ近くまで家が立ち並んでいるがよくわかります。

 さあ、陸に上がって町を見物しましょう。かつてセットにはイタリアからの移民が数多くやってきたそうです。同じように船に乗って上陸してきたのでしょうか?

 ボート漕ぎでお腹が空いたのか、旅人さん、早々に市場に向かいました(オレンジ印)。

 さすがに海に近い土地柄だけあって、今朝水揚げされたばかりのマグロ、様々サイズの牡蠣など、海の幸が並びます。

 そしてこちらのパイのような食べ物がセットのスペシャリテ。

 「これはティエル(Tielle)という食べ物です。この中にはタコとトマトソースが入っています」とお店の方。

 これは是非とも食べてみなくては!さらに、生牡蠣とウニも購入。

 因みにティエルは、貧しい移民たちが生み出した料理。釣れても売り物にならなかったタコをタダで持ち帰り、こんな料理に作り変えたというわけです。

 セット生まれの詩人・小説家のポール・ヴァレリーは故郷を “奇妙な島” と言ったそうです。確かに島のようには見えて陸続き。他にはこんな場所はないかもしれません。

 そのポール・ヴァレリーは地中海が見渡せるこちらの墓地で眠っています(青印)。それにしても大きな墓地ですね。

 「昔、この町を作った労働者たちがこの墓地も作りました。ロケーションの良さのせいか墓地はどんどん大きくなりました」

 様々なスタイルのお墓があって、面白そうですね。しかもこの絶景です。

 セット出身の有名人と言えば、詩人・シンガーソングライターのジョルジュ・ブラッサンスもいます。

 1981年に亡くなりましたが、やはりセットにあるこの墓地(cimetière Le Py)(緑印)に埋葬されました。亡くなった当時、フランス全土に大きな衝撃が走ったとか。今でも墓地を訪れる人が絶えないそうです。

 さて、そろそろ今晩の宿へと向かいましょう。街の中心にありながらお手ごろの値段で宿泊できるのがこの宿Georges Hostel & Café(赤印)。

 ここは、一泊20ユーロという格安のドミトリー式の部屋や、家族が全員一緒に泊まれる大部屋など様々なタイプの客室が用意されています。今回、宿泊したのはダブルベッドのあるこのお部屋。バスルーム付きです。

 こちらのホテル、名前にあるように一階はカフェになっていて、一杯飲みながらライブを聴くこともできます。

 翌朝は、町の中心から外れた漁師町ポワン・クルト(Point Court)(青印)にやってきました。案内してくれたのは漁師のロベールさん。腕を骨折しながらも散歩に付き合ってくれました。ユニークな漁師小屋が並びます。

 とある漁師小屋には、なんとウナギがいました。お土産に持って帰りたいところですが、ちょっと難しいですね(笑)。

 最後は変わった美術館Musée International des Arts Modestes(黄緑印)を訪ねてみましょう。ここではモデスト・アート作品が展示されています。

 モデスト・アートとは、商業的にもムーヴメント的にもあまり注目されず忘れ去られたアート作品のこと。

 そう言われても正直、ピンとこない・・・。でも、展示物を見ているうちに、あれ、これどこかで見たことある!何て感じになるらしい。

 最後はセットの町が360℃で見渡せるサンクレールの丘(黄印)に行ってみましょう。お天気のいい昼間も、夕暮れ時の眺めも爽快ですね。

 さて今回の旅の費用は、ボート体験が15ユーロ、食事が15ユーロ、飲み物が4ユーロ、宿泊代が70ユーロ、美術館が6ユーロ、旅費代が100ユーロで、締めて210ユーロ(約26,000円)でした。


******* フランス人のつぶやき *******

今日、22歳の誕生日を迎えた弟に、こんなメールを送った。『おい、おいぼれめ。もう直ぐ墓場ゆきかい?』弟に送ったと思ったら、同じ名前のお祖父ちゃん送ってしまった[あせあせ(飛び散る汗)]

VDM(Vie de Merde)より



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