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ブロワでモナリザ [ペイ・ドゥ・ラ・ロワール地方]

 ゴーン事件、わが家では、フランスと日本とのズレの最大の原因は、前者は推定無罪、後者は推定有罪となっているところにあるんじゃないだろうか?ということになっています。

 とは言え、キャロル・ゴーンが出国するのに在日フランス大使が空港まで付き添ったというのはちょっとどうかと思う。やりすぎじゃないですかね?それとも日本を甘く見てるのか・・・。

 ゴーン家、つまりはキャロルの弁護士が、彼女は逃げたのではない、質問があるならちゃんと答える。当時、あまりのショックにしばらくの間距離を取りたいと思っただけだ、とかなんとか言ってるそうです。

 でも、あのタイミングでとなると「逃げた」ようにしか見えない。

 さらにキャロルはフランス政府の支援を求めているようですが、その記事を読んだあるフランス人(一般市民)がこんなコメントを残していました。

 「フランス当局の支援?えっ、見間違いじゃないよね?税金逃れの人のために支援だって?我々の税金を使って窮地を脱するより、税金を払ってきた国の支援を求めた方がいいんじゃないのか」

 なかなか厳しいご意見です。

 ゴーンさん、黙ってても十分裕福な生活ができたのに、どうしてあんなことまでしてお金が欲しかったのか・・・。

 それはさておき、先日、懸賞に当選するとモナリザと一緒にルーヴル美術館で一夜を過ごせるという話をしましたが、そのモナリザの作者であるダ・ヴィンチが亡くなってから今年で500年になるそうです。

 それを記念して、ダ・ヴィンチが晩年を過ごしたブロワ市にモナリザが姿を現したそうです。

 Paris_Blois.jpg


下記のウィンドウの▸をクリックして番組をご覧ください。(フランスのTV局France 3で2019年4月6日に放送)

映像が途切れ途切れになってしまう皆さん。どうも映像の読み込みと再生の速度がうまく噛み合ないのが問題のようです。解決策として、本編が始まったところで一旦ポーズボタンをクリックし再生を止め、映像を読み込むまでしばらく待ちます。ある程度映像を読み込んだところで、もう一度再生ボタンをクリックすると途切れずに見ることができるようになります。少し手間ですが試していただけると幸いです。


 こちらがそのモナリザです。

 ここは市の中心街にある大きな階段の一つエスカリエ・ドゥニ・パパン(escalier Denis Papin)。

 見上げると、確かにモナリザがいます。

 階段の数は121段。ここに5人の作業員がシールを貼り付けました。シールの大きさは全体で210㎡あるそうです。

 「シールと言っても今回は特殊です。しっかり貼り付けなくてなりませんし、全体が一つの作品になるように貼り付けてなくてはなりませんでした」と責任者。

 仕上げるのに4〜5日かかったそうです。

 一方、巨大なシールを作ったのがこちらのアトリエでした。

 パソコンのソフトを使い、階段の高さや幅に合わせて絵を分割し、それを一つずつこの印刷機で印刷します。

 この企画、もう4年も前からあったそうです。4回目の今年、お天気が味方してくれて実現にこぎつけることができました。

 このモナリザ、今年9月まで鑑賞することができるそうです。


******* フランス人のつぶやき *******

今日、美術史の口頭試験があった。生徒の誰かが、モナリザはレオナルド・ディカプリオが描いたと教えてくれて大喜び![るんるん]

VDM(Vie de Merde)より



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