スズランの収穫 [トピックニュース]
薄着をすると寒い、厚着をすると暑い、微妙な気候になってきたなあと思ったら、昨日の東京は25℃を上回る初夏の陽気になりました。夕方になってもそれほど気温は下がらず。
金曜日あたりまでこんな感じのお天気が続くようですが、あまりありがたくない10連休には少し気温が下がってくれるようです。できれば22℃前後が理想的。
さて、暑いの寒いのと騒いでいるうちに4月も下旬に差し掛かり、間もなく月が変わろうとしています。
そんな時期に咲く花がスズラン。今年もこの花の季節がやってきました。
下記ウィンドウの▸をクリックして番組をご覧ください。(フランスのTV局TF1で2019年4月21日に放送)
映像が途切れ途切れになってしまう皆さん。どうも映像の読み込みと再生の速度がうまく噛み合ないのが問題のようです。解決策として、本編が始まったところで一旦ポーズボタンをクリックし再生を止め、映像を読み込むまでしばらく待ちます。ある程度映像を読み込んだところで、もう一度再生ボタンをクリックすると途切れずに見ることができるようになります。少し手間ですが試していただけると幸いです。
5月1日、スズランが主役になる日まであと10日を切りましたが、この花の産地の一つナントで収穫が始まりました。
農園によると上々の咲き具合だそうです。
「丈もいいですし、花もきれいで数も十分です」
こちらでは年間150万本のスズランが出荷されるそうです。今年は少々気温の低い日が続いた時もありましたが、例年通り収穫の時期を迎えました。
「このところ急に暖かくなったので成長が加速しました。収穫を急がなくてはなりません」
そのため、この農園では臨時で60人を雇用したそうです。
「二本の指で枝をしっかり持って引き抜きます。ほら、うまくいきました」と男性。
「少なくとも4つは花が開いているのを収穫します。それに花が青いのはダメです。きちんと見分けるには集中力が要りますよ」と女性。
みなさん、一本一本手で摘み取っていきます。中腰の人もいて、なかなか大変な仕事です。
摘み取られたスズランの花は、こちらの作業場に運び込まれ、仕分けされ、こんな素敵なブーケに仕上がります。
それにしても、まだあと10日近くあるのに、こんなに早く準備して大丈夫?と思っていたら、全部まとめて保存庫へ運ばれていきます。
「収穫後は5月1日までここで保管します。中の温度は2℃ほどです。こうしておけば花の成長を一時的に止めておくことができます」
それなら5月1日にはちょうどいいくらいでお店に並びそうです。
5月1日には花屋さんだけではなく普通の人たちも街角でスズランを売ることができます。
まだユーロではなくフランだった時代、スズラン2枝くらいで、10〜20フランで売られていたように思います。だいたい200円〜300円。そこにバラの花が一輪ついてたりすると少し高くなります。
ゴールデンウィークでフランス旅行を予定してらっしゃる皆さん、5月1日は表に出てスズランのブーケを探してみてください!
私は昔、通りを歩いていたら一般人がスズランを売っていたので思わず買ってしまい、結局、エディット・ピアフのお墓に供えてきたなんてことがありました。
******* フランス人のつぶやき *******
「今日、バカンスから戻ってくると、自宅の居間のテーブルにサラダ用のボールが伏せてあった。娘によると留守の間に蜘蛛が家の中をウロウロしているのを見つけたと言う。叩き潰すのはどうしても嫌だったらしい。ということはつまり、蜘蛛は10日間もあのボールの中に閉じ込められていたというわけだ・・・」
VDM(Vie de Merde)より
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