カエルのもも肉 [フランスのグルメ]
パリのノートルダム大聖堂の火災から1週間になりました。
現状を確認した建築家の一人が「大聖堂は直りますよ」と言っていたので修復に向かってましぐらに進むしかないようです。
屋根裏の木骨構造は、オリジナル通りに復元するのかどうかまだ不明。
建築家ヴィオレデュクが修復の際に取り付けた尖塔は、どうも復元される公算が大きいようです。
何しろ、ブロンズ像は全部無事でしたし、尖塔のてっぺんについていた風見鶏も見つかりました。となると尖塔を復元しない手はないとか。
とにかく今はこれ以上の被害を出さないために急ピッチで応急処置が行われているところのようです。
さて、本日はカエルのお話。もちろん食用です。とは言っても、春の訪れとともにカエル料理のシーズンは終わるそうです。

下記ウィンドウの▸をクリックして番組をご覧ください。(フランスのTV局TF1で2018年1月10日に放送)
映像が途切れ途切れになってしまう皆さん。どうも映像の読み込みと再生の速度がうまく噛み合ないのが問題のようです。解決策として、本編が始まったところで一旦ポーズボタンをクリックし再生を止め、映像を読み込むまでしばらく待ちます。ある程度映像を読み込んだところで、もう一度再生ボタンをクリックすると途切れずに見ることができるようになります。少し手間ですが試していただけると幸いです。
こちらはカエルの養殖所。自然の中にある池で育てられているカエルは野生と言ってもいいかもしれません。
カゴの中にはたくさんのカエル。一回で2〜5キロ捕獲できるそうです。
カエルは大人になるまで3年かかるとか。そのカエルを勝手に捕まえると、最大で150ユーロの罰金を支払わされることになります。
「通りすがりの人が勝手に捕まえて持って帰るんですよ。困ったもんです」と養殖業者の方。
さてこちらはカエルのもも肉料理で評判のレストランAuberge Des Montagnards。
たっぷりのバターを使って、カエルのもも肉を炒めます。味付けは塩と白コショウ。火にかけるのは最長5分。それ以上になるとお肉が硬くなってしまうそうです。
最後にジュラ地方の特産品ヴァン・ジョーヌ(黄色いワイン)を加えてアルコールを飛ばしたら出来上がり。
シーズン最後のカエルを味わおうとたくさんのお客様がやってきました。
「これは野生のカエルですから他とは全然違います。だらしなく太っておらず、キュッとしまった太ももをしています」と女性。
「お肉が口の中でとろけて美味しいですよ」と別の女性。
「毎年、このシーズンになるとこの地方にカエルを食べに来ることにしています」と男性。
確かに、あのバターで炒められたカエルのもも肉は美味しそうですね。太もも12本ほどで18ユーロだそうです。お値段少々お高めですね。
******* フランス人のつぶやき *******
「今日、カエルの解剖をしている最中のこと。僕のクラスのある女の子がニヤリとしたのを初めて見た」
VDM(Vie de Merde)より
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