バターの消費 [フランスのグルメ]
今から約1ヶ月ほど前、懸賞に応募して当選したら、4月30日の夜、ルーブル美術館を貸し切りで見学ができ、しかもカップルで一夜を明かすことできる、という夢のような話をしましたが、あれは嘘ではなかったようです。
当選したのはイタリア系カナダ人女性ダニエラさん(26歳)。
ボーイフレンドのダニエルさん(29歳)と一緒にモナリザが見守る中、アペリティフを楽しみました。→こちら。
そして、ガラスのピラミッドの中に設置された寝室が→こちら。
800人もの応募者の中から選ばれたそうですから、説得のある手紙だったんでしょうね。
さて、バゲットを食べるフランス人が徐々に減っているようですが、それと関連してバターもまた消費量が減っているそうです。

下記ウィンドウの▸をクリックして番組をご覧ください。(フランスのTV局France 2で2019年4月30日に放送)
映像が途切れ途切れになってしまう皆さん。どうも映像の読み込みと再生の速度がうまく噛み合ないのが問題のようです。解決策として、本編が始まったところで一旦ポーズボタンをクリックし再生を止め、映像を読み込むまでしばらく待ちます。ある程度映像を読み込んだところで、もう一度再生ボタンをクリックすると途切れずに見ることができるようになります。少し手間ですが試していただけると幸いです。
縦半分に切ったバゲットにバターをたっぷり塗って、コーヒーや紅茶と一緒に食べるのがフランスの伝統的な朝食。
またバターはフランス料理には欠かせない調味料です。
ある調査によれば、フランス国内で一人当たりの年間消費量は8キロだそうです。日本人とは比べ物にならないくらいの量ですね。
しかし、最近、バターの消費量が少しずつ減少しているとか。
「食べるものには気を使ってますよ。コレステロールとか気になりますからね」と男性。
「オリーブ油とかバターを使った料理はあまり食べないようにしてます。脂肪分は、摂りすぎない方がいいですからね」と別の男性。
「私は朝はシリアルを食べています。バターは料理の時にしか使わないですね」とまた別の男性。
古い白黒映像の登場です。ほお〜、昔はパンにべっとりバターを塗りたくってましたねえ〜。
もちろん今でもパン作りにバターは使われています。しかし一般家庭のキッチンに置かれているバターの量は減少傾向。
「朝食にタルティーヌ(バゲットにパンを塗ったもの)を食べる人が少なくなりました。だからバターの消費量が減ったんです。それに肉や加工肉を食べなくなったことも原因です。これらの食品はバターと密接につながってますから。皆が健康に気を使うようになったことや食事が多様化したことが、バターの消費量が減った主な要因です」と専門家。
さらに、今年はバターの値段が高騰したことも影響のひとつです。
******* フランス人のつぶやき *******
「今日、15歳になる娘に、クッキーを作るからバターを買ってきてと頼んだら、バターが見つからず、手っ取り早くクッキーを買ってきた」
VDM(Vie de Merde)より
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