週末はフランクフルトで [パリから週末旅]
日曜日は恒例の週末旅。今回はドイツの大都市フランクフルトを旅します。
パリからは乗り換えなしの高速列車で4時間足らず。ドイツのマンハッタンと称される街はどんなところでしょう?
では出発!

下記ウィンドウの▸をクリックして番組をご覧ください。(フランスのTV局TF1で2019年4月20日に放送)
映像が途切れ途切れになってしまう皆さん。どうも映像の読み込みと再生の速度がうまく噛み合ないのが問題のようです。解決策として、本編が始まったところで一旦ポーズボタンをクリックし再生を止め、映像を読み込むまでしばらく待ちます。ある程度映像を読み込んだところで、もう一度再生ボタンをクリックすると途切れずに見ることができるようになります。少し手間ですが試していただけると幸いです。
確かに、高層ビルの立ち並ぶこの風景はマンハッタンと言っても過言ではありません。
マインタワーの展望台からなら一目でそれがわかります(青印)。
また、フランクフルトは金融の街としても知られています。ここには、証券取引所、ドイツ連邦銀行、欧州中央銀行等々が軒を連ねています。
そのせいか、国外から多くの人たちが集まってきます。その玄関口がこちらの駅。
まずは駅近くにある今晩の宿Hotel Nizzaへと向かいましょう(こげ茶印)。案内されたのはこの客室。調度品は骨董店から調達したもの。アットホームな雰囲気のお部屋になっています。
そして屋上にはテラスもあります。遠くに高層ビル群が見えていますが、周りは落ち着いた雰囲気の古い建物ばかり。
ホテルの受付で観光ルートを確認したら早速出かけましょう。
まずはマイン川を渡ってシュテーデル美術館(Städel Museum)へ(赤印)。ここは美術館の庭。庭というよりアート作品のようですね。
「一般市民がくつろげる公園であり、美術館の屋根でもあるんです」と美術館の方。
確かに、下に降りるとこんな具合になっていました。あの丸い水玉模様のようなものは明り取りの窓でした。これなら自然光の中で作品を鑑賞することができます。この部屋は現代アートの展示室のようです。
また別の展示室では様々な時代の絵画を鑑賞することができます。
「700年の美術史を物語る作品3,000点が展示されています。週末だけで全部の作品を鑑賞するのはちょっと難しいかなと思います」と学芸員。
次は、またマイン川を渡ってレーマー広場にやってきました(緑印)。街の歴史を感じさせる建物が並んでいます。茶色い建物はバルコニーのある旧市庁舎。この広場も先の大戦の爆撃でほとんどが破壊されてしまいましたが、いくつか残ったものもあるそうです。
さて、そろそろ夕食を頂くことにしましょう。ここは人気のお店ツム・ゲマールテン・ハウス (Zum Gemalten Haus)(オレンジ印)。お客様で満員ですねえ。なんとかかろうじて席を見つけることができました。
陶器のピッチャーに入ったりんご酒をいただきながら料理が運ばれてくるのを待ちましょう。このりんご酒、シードルより少し苦味があるそうです。
頃合いもよく料理が運ばれてきました。このお店のスペシャリテの一つシュニッツェルです。緑色のソースが付いています。
「私もよくシュニッツェルを食べますよ。りんご酒にとってもよく合うの。このお店、地元の人から外国人まで様々な人たちがやってくるから、いろんな言葉が飛び交うんです」と女性客。
そして、この方の歌も聴くことができます。
食事の後は、高層ビルにあるバー22nd Lounge & Barで一杯やってからホテルに戻りましょう(紫印)。ここからなら夜の摩天楼を堪能できます。
そして翌朝、ホテルの食堂に行ってみると、なんと豪華な朝食が待っていました。それだけではありません。屋上のテラスで、この豪華な朝食をいただくことができます。だらだらと長居してしまいそうですね!
重い腰を上げてやってきたのはクラインマルクトハレ市場(Kleinmarkthalle)(黄緑印)。
フランクフルトと言えば・・・ソーセージ。美味しいソーセージを求めて長いお客さんの列に並びます。ここは評判のお店SCHREIBEER。60年も前からここでソーセージを販売しています。
「良いお肉を取り扱っている肉屋のものを使っているから、うちのソーセージは質が良いのよ」と店主。
これは美味しそうですね。これだけでランチになります。手で持って食べられるように包装紙で包んでくれていました。フランクフルトに行く機会があったら、絶対にここでソーセージを食べます!
次はちょっと変わった電車に乗ってみましょう。1時間で街を一巡りしてくれる観光トラムEbbelwei-Expreß。乗ると必ずりんご酒が付いてきます。
「フランクフルトを知るにはこの電車に乗るのが一番です」と女性。
「フランクフルトには銀行しかないと思われていますが、これに乗ったらそうじゃないことがよくわかりますよ。ユニークで面白いところがあちこちにあります」と男性。
さて今回の旅の費用は、マインタワーは7.50ユーロ、美術館が14ユーロ、レストランでの食事が18.50ユーロ、宿泊代が120ユーロ、ソーセージが4ユーロ、観光トラムが8ユーロで、締めて172ユーロ(約21,000円)でした。
******* フランス人のつぶやき *******
「今日、上司と一緒にワシントンに出張することになった。しかし、上司と僕は同じ飛行に乗るわけじゃない。上司はパリからワシントンの直行便。僕はといえば、パリからフランクフルト、フランクフルトからトロント、トロントからワシントンと二回も乗り換える。こっちの方が安いんだそうだ
」
![[もうやだ~(悲しい顔)]](https://blog.ss-blog.jp/_images_e/143.gif)
VDM(Vie de Merde)より
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