パリ近郊のグルメ4 [フランスのグルメ]
フランス料理と言えば、パリの洗練されたレストランについつい目がいってしまい、その周辺にあるグルメは見落とされがち。
そんなパリ近郊のグルメを紹介するシリーズも今日が最後になりました。
本日の食材は、チーズです。

下記のウィンドウの▸をクリックして番組をご覧ください。(フランスのTV局TF1で2019年5月9日に放送)
映像が途切れ途切れになってしまう皆さん。どうも映像の読み込みと再生の速度がうまく噛み合ないのが問題のようです。解決策として、本編が始まったところで一旦ポーズボタンをクリックし再生を止め、映像を読み込むまでしばらく待ちます。ある程度映像を読み込んだところで、もう一度再生ボタンをクリックすると途切れずに見ることができるようになります。少し手間ですが試していただけると幸いです。
こちらがそのチーズ。名前はブリー・ドゥ・モー(Brie de Meaux)。
このチーズを使って料理を作ってくれるのがこの方、レストランAtelier d’Avronのシェフ、クリストフさんです。
そして、こちらがその生産者のディディエさん。原料は牛の乳。
「イル・ドゥ・フランスには野菜、肉、チーズなど美味しいものがたくさんあります」とシェフ。
ブリー・ドゥ・モーは12世紀からずっとイル・ドゥ・フランス地方で食べられてきたチーズです。製造方法はその頃からあまり変わっていないとか。1980年にAOP認定。
固まった牛乳はお玉じゃなく、ひらったい蓋のようなものですくって型に入れています。
わりに大きなチーズですね。一つが3キロほど。塩を加え、ひっくり返して熟成させます。その期間は7〜8週間。熟成させると周りが白カビで覆われます。
このチーズを使ってクリストフさんが自慢の一品を作ってくれます。材料はどれもイル・ドゥ・フランスで作られたもの。
ブダン(豚の血と脂の腸詰)、りんご、洋梨、生クリーム、シードルのビネガー。
まずは鍋に生クリームとチーズを入れて塩・コショウしたら火をつけ、トロトロになるまでかき混ぜます。最後は濾し器で漉して、なめらかなクリーム状にしておきます。
次にさいの目に切ったりんごと洋梨をバターで炒め、最後にシードルのビネガーを加えます。
ブダンはスライスして片面だけバターで炒めます。
これらをこんな風に盛り付けたら、最後にチーズ入りのクリームを絞ります。ああ、美味しそう!
「このチーズ入りクリームがあるおかげで、果物の酸味とブダンの味のバランスがうまく取れています」と女性。
「軽いお味に仕上がっていてとても美味しいですね。もっと食べたくなります(笑)」と別の女性。
因みに、魚がお好きな方には、カワカマスやマグロ料理もあります。そして、こんな個性的なラビオリ料理もあります。
そして最後はやっぱりデザートで締め。
チーズケーキと洋梨、ルリジウーズのパッションフルーツとアイスクリーム添え、フルーツのチョコレートドームとアイスクリームでした!
終わり。
******* フランス人のつぶやき *******
「今日、妹の家で数日預かってもらっていた愛犬がわが家に帰ってきた。預ける前は普通に餌を食べていたのに、今は餌の上におろしたチーズを振りかけてやらないと食べなくなった
」
![[あせあせ(飛び散る汗)]](https://blog.ss-blog.jp/_images_e/162.gif)
VDM(Vie de Merde)より
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