週末はイェーテボリで [パリから週末旅]
日曜日は恒例の週末旅。今回は、スウェーデン第二の都市イェーテボリ(Göteborg)を旅します。
パリからは空路の直行便で2時間。
では出発!

下記ウィンドウの▸をクリックして番組をご覧ください。(フランスのTV局TF1で2019年5月11日に放送)
映像が途切れ途切れになってしまう皆さん。どうも映像の読み込みと再生の速度がうまく噛み合ないのが問題のようです。解決策として、本編が始まったところで一旦ポーズボタンをクリックし再生を止め、映像を読み込むまでしばらく待ちます。ある程度映像を読み込んだところで、もう一度再生ボタンをクリックすると途切れずに見ることができるようになります。少し手間ですが試していただけると幸いです。
昔から水とは関係の深いイェーテボリ、まずは観光船に乗って見物しましょう。
船は17世紀に作られた運河を走っていきます。陸では水色のトラムが街を縦横無尽に走っているかと思えば、緑に覆われた公園も広がっています。
街の景色に見とれているうちに、運河はイェーテボリの港に合流(青印)。港にはフェリーや大型客船が港に横付けされています。そして荷の積み下ろし用の巨大なクレーンも何台か立っています。観光船は1日に6回運航されているそうです。
「イェーデボリはのんびりした街です。大きすぎず小さすぎず、暮らしやすい街なんです」と船長さん。
突然目の前に現れたこの風変わりな建物(オレンジ印)。一体なんでしょう?早速、船を降りて行ってみましょう。
教会と思いきや、入ってみるとそこは魚市場(Feskekörka)。北海で獲れる魚介類が並んでいます。ヒラメ(大きい!)、サバ、真ダラ・・・。
市場の二階にはレストランがあります。ここの名物男がヨハンさん。たったの15秒で牡蠣三つを開けてしまいます。慌てることもなく動きがスムーズ。コンクールで数々の賞を獲得しているだけあります。
前菜にカキをいただいたら、メイン料理に取りかかりましょう。これで15ユーロ。ちなみにスウェーデンの通貨はクローナで、ユーロは導入してません。
次は路面電車で移動します。イェーテボリのシャンゼリゼ通りのような界隈を抜けて向かったのがここ、海洋船博物館(Maritiman)(水色印)。ここには潜水艦を含む19隻の船が展示されています。11ユーロで全部の船を見て回ることができます。
時間があまりないので今日は潜水艦だけ見学することにしました。冷戦時代に使われていた海軍の潜水艦です。37名の海兵隊員が有事に備えて乗り込んでいました。
「ここから回転式ピストルのように弾丸を打ち出します。そして反対側にベッドが20台備え付けられています」
これじゃあおちおち寝てられないですね。
さて次は気分を変えて、デザイン&クラフト博物館(Röhsska museet)を見学しましょう(緑印)。入ってすぐに見せてもらったのがこの石の椅子。実用品というよりアート作品ですね。
この博物館には様々な日用品50,000点ほどが展示されています。こちらはエリクソン社の電話機。携帯電話が登場するまでは、この電話機がスウェーデンの一般家庭に必ず置いてあったとか。こちらの椅子は1930年代のもの。さらにこちらのキッチンはル・コルビュジエが設計したもの。
「最小限度の動きだけで作業が済ませられるように作られており、今でも通用するキッチンです」と博物館の方。
そろそろ今晩の宿へと向かいましょう。博物館からすぐのところにあるScandic Rubinenがその宿(赤印)。お部屋は広々として居心地が良さそうです。そしてホテルの8階にはバーがあり、テラスからは街を一望できます。
翌日は船で海へと向かいましょう。しばらくすると小さな島が点在している地域に出ます。30分ほど船に揺られ辿り着いたのはスティルソ(Styrsö)という名の島(黄緑印)。北欧風の家がぽつぽつ立っている人口1400人ほどの静かな島です。
エリザベートさんはこの島が気に入って愛犬と一緒に引っ越してきました。
「退屈しないかですって?とんでもない!だって、何かしたくなったらイェーテボに行けばいいだけですから。ここからすぐですよ」
この島では何か奇妙な乗り物が走っています。というのも、一般の自動車は走ることが禁止されているのです。そのため、村人はこの手の乗り物を利用しています。試しに乗ってみましたが、ものすごいノロノロ運転。
さて、最後は都会に戻って刺激的な場所へ行ってみましょう。
ここは遊園地リセベリ(Liseberg)(紫印)。ほぼ一世紀前からここで営業を続けているそうです。市立の遊園地だそうで入場料11ユーロで何にでも乗れるそうです。おまけに8歳以下なら無料。
なんだか古風なアトラクションばかり・・・と思っていたら、やっぱりありました、ジェットコースター。しかも木造。世界中からジェットコースター好きがやってくるそうです。
しかし、ここにはもっとすごいものが・・・これです。恐ろしい・・・。
さて今回の旅の費用は、飛行機代が145ユーロ、宿泊代が75ユーロ、トラム代が31ユーロ、博物館が16ユーロ、遊園地が11ユーロ、食事代が15ユーロで、締めて293ユーロ(約36,000円)でした。
******* フランス人のつぶやき *******
「今日、土曜日の午後に大事な打ち合わせがあったので、泣く泣く彼との週末旅をキャンセルした。しかし土曜日には約束の相手がやってこなかった ![[もうやだ~(悲しい顔)]](https://blog.ss-blog.jp/_images_e/143.gif)
」
![[もうやだ~(悲しい顔)]](https://blog.ss-blog.jp/_images_e/143.gif)
![[ちっ(怒った顔)]](https://blog.ss-blog.jp/_images_e/141.gif)
VDM(Vie de Merde)より
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