赤い電話ボックス [イギリス]
梅雨の足音がどんどん近づいてきます。
最近は梅雨寒なんてなくなってしまい、ひたすら蒸し暑いだけですもんねえ。来る前からどうも今ひとつ喜んでお迎えする気になれません。
さて、本日の話題は英国名物の赤い電話ボックス。
携帯電話が普及した今、空き家状態になっていましたが、復活の兆しが・・・しかも姿を変えて。
下記ウィンドウの▸をクリックして番組をご覧ください。(フランスのTV局TF1で2019年5月19日に放送)
映像が途切れ途切れになってしまう皆さん。どうも映像の読み込みと再生の速度がうまく噛み合ないのが問題のようです。解決策として、本編が始まったところで一旦ポーズボタンをクリックし再生を止め、映像を読み込むまでしばらく待ちます。ある程度映像を読み込んだところで、もう一度再生ボタンをクリックすると途切れずに見ることができるようになります。少し手間ですが試していただけると幸いです。
こちらがその電話ボックス。TELEPHONEとは書いてありますが、様子が変。
人が並んでいますが、電話をするためではなく、コーヒーを買うためでした。赤い電話ボックスはミニ・カフェに変身していたのです。
「ここのコーヒーは美味しいんだよ。毎日来て飲んでるよ」と男性。
「愉快ねえ。すごくいいアイデアだと思うわ」と女性。
ブリティッシュ・テレコムは使う人のいなくなった電話ボックス5,800台あまりを1ユーロで一般の会社に売却しました。
その結果、ミニ・カフェのオーナーのムスタファさんは1ヶ月500ユーロでここを借りことができました。
「このロケーションですから普通に店を借りるとなると高額な家賃を支払うことになります。それに比べるとずっと安上がりなんです。小さくて狭いのは仕方がありません。コーヒーマシンもあれば電気だって使えますから十分ですよ」
そして、こちらの電話ボックスでは、昨晩、ネットで注文していたケーキを受け取ることができます。コーヒーのお供にちょうどいいですね!
さらに、こんなことになっているものもあります。
ここは携帯電話の修理店。受付するだけではなく、この小さなスペースで修理作業を全部やってしまいます。
「通りすがりの人たちに、何をやってるんですか?なんて聞かれますよ」
この方、どうやら大手の修理会社の社員のようです。こうしてあちこちにお店を出せば、会社にとっては少ない費用で広告にもなるとか。
「僕がここにいると英国人の皆さんが、この赤い電話ボックスについてあれこれ教えてくれますよ」と社員。
赤い電話ボックスは様々なものに変身しています。
こちらは、除細動器が設置されています。またこちらは小さな図書館になっています。
そうかと思えば、こちらはクラブに変身。天井にはミラーボールもあります。こんなところで踊れるんですかね???
とは言え、本来の役割も大切だという方もいらっしゃいます。
「この変身ぶりは大問題だと思いますよ。特に携帯電話を使わない、公衆電話の必要なお年寄りにとってはね」と男性。
現在、英国では5,000台の電話ボックスがそのまま稼働中だそうです。それはフランスの10倍!
しかし、2022年までにはほとんどがその役割を終えることになるそうです。
******* フランス人のつぶやき *******
「今日、古い電話ボックスの前で、5歳になる娘に、これは何に使うの?と聞かれた。説明してやると娘は感心した様子で言った。『すご〜い発明品だ!』」
VDM(Vie de Merde)より
こんにちは。
電話ボックス!!面白い再利用です!!
ミニ・カフェはお洒落で街の美観も良いですね!?(=^・ェ・^=)
by Boss365 (2019-05-21 13:39)
Boss365さん
元がオシャレにできているから、再利用してもいい感じですよね。うまいことカフェに仕立てました。行く機会があったらぜひ利用してみたいです。
by carotte (2019-05-25 16:57)