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パルメザンチーズ戦争 [トピックニュース]

 異例のこの暑さ、かなり身体にこたえますねえ。

 これくらいならなんとかなるだろうと軽く考えていたら、とんでもなかったです。

 体調を崩して寝込むというほどのことはないですが、全体に体がグッタリ疲れているのがわかります。油断は禁物。

 さて、昨日のお料理にも登場したパルメザンチーズ。これを巡って、イタリアとフランスの間で火花が散っているとか。

 なぜに火花が散っているかと言えば、フランスのグループ会社ラクタリス(Lactalis)が、イタリアのパルメザンチーズの最大輸出企業ヌオーヴァ・カステリ(Nuova Castelli)を買収しようとしていることが明らかになったからです。

 パルメザンチーズと言えばイタリアのシンボルです。それをフランスの企業が傘下に取り込もうとしていると聞けば、イタリア人は穏やかではいられないはず。

 フランスのTV局TF1の記者が、そのイタリアに取材に行ってきました。

Parmesan.jpg


下記のウィンドウの▸をクリックして番組をご覧ください。(フランスのTV局TF1で2019年5月25日に放送)

映像が途切れ途切れになってしまう皆さん。どうも映像の読み込みと再生の速度がうまく噛み合ないのが問題のようです。解決策として、本編が始まったところで一旦ポーズボタンをクリックし再生を止め、映像を読み込むまでしばらく待ちます。ある程度映像を読み込んだところで、もう一度再生ボタンをクリックすると途切れずに見ることができるようになります。少し手間ですが試していただけると幸いです。


 こちらがそのパルメザンチーズ。大きいですね!

 何百年も前からイタリア人が手塩にかけて作り続けてきたチーズです。

 「これはイタリアのカルチャーなんです。その作り方は900年前から何一つ変わっていません」と製造者の方。

 しかし、そのカルチャーの一角がお隣の国に奪われてしまいそうになっています。

 こちらが買収されそうな会社ヌオーヴァ・カステリ。

 「フランス人にパルメザンチーズをどうすることもできないさ。イタリアにしかないチーズだからね」と男性。

 「フランスにはカマンベールがあるでしょう。それと同じようにイタリアにはパルメザンがあるんですよ」と女性。

 しかし、ヌオーヴァ・カステリは、数年前に別の会社が出資したため、今ではイギリスのものになっているそうです。あれれれれ・・・。

 そんな中で今回の買収話が持ち上がったのでした。

 「食べ物の話になるとフランスとイタリアはいつもライバル関係になってしまいますね」と女性。

 こちらはとあるパルメザンチーズの製造者。この会社の社長さんは全然心配いらないと言います。

 「イタリアの有名なこのチーズはAOPで保証され守られているんです。ですから、他の地域に変わってしまうということはありません」

 つまり、会社の所有者が変わろうが何しようが、産地はあくまでもイタリアというわけです。

 それにしてもこの貯蔵庫はすごいですね。あんな大きなチーズがこれだけたくさん保存されていると爽快ですね。

 イタリア政府は、何とかして今回の買収を阻止したいと言っているとか。

 どのような結末になるのやら・・・。


******* フランス人のつぶやき *******

今日、カフェでエスプレッソを頼んだ。砂糖を入れて飲もうとしたら、パルメザンチーズの味がした。どうして砂糖入れにパルメザンチーズを入れたりするんだよ [ちっ(怒った顔)]

VDM(Vie de Merde)より



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