バター派?非バター派? [フランスのグルメ]
最近、コレステロールを気にしてか、低脂肪というラベルのついた食品が山のように溢れています。
やはり、気になりますよねえ、脂質が。
でも、低脂肪だとどうも間の抜けた味になるような気もします。減らすべきなのが、それとも味を優先するべきなのか・・・。
バターを山のように使うフランスでも、事態は同様です。
バターを使わないで美味しい料理は作れないものか?いや、バターは今まで通りに使うべきだ!
決めかねますねえ〜。
しかし、わかっているのは、2018年にはバターの使用量が4%減少したこと。ついにフランス人もいつかはバターを使わなくなる日がやってくるのか・・・。

下記ウィンドウの▸をクリックして番組をご覧ください。(フランスのTV局TF1で2019年5月28日に放送)
映像が途切れ途切れになってしまう皆さん。どうも映像の読み込みと再生の速度がうまく噛み合ないのが問題のようです。解決策として、本編が始まったところで一旦ポーズボタンをクリックし再生を止め、映像を読み込むまでしばらく待ちます。ある程度映像を読み込んだところで、もう一度再生ボタンをクリックすると途切れずに見ることができるようになります。少し手間ですが試していただけると幸いです。
この二人、有名レストランのシェフ。左側のシェフはバターを使わない派、右側のシェフはバターを使う派。
テリーさんはアトリエ・ジョエル・ロビュションのエグゼクティブ・シェフ。作っているのはジャガイモのピュレ。バターをたっぷり使っています。
「バターじゃなくてマーガリンを使うとしたらどうなんでしょう。同じ味になりますかね・・・ならないと思いますよ」
ジャガイモのピュレにはバターをたっぷり使うのが一般的。でも、他のものに変える料理人が増えています。
そんな中、こんなものを代用しているシェフがいます。
それは、お米。お米でアスパラガスに火を通します。
「アスパラガスの上に炊きあがったばかりの熱いお米をのせ、220℃に熱したオーブンに7〜8分入れておくと火が通ります」とシェフ。
お米は細長いインディカ米。このシェフ、ミシュランで星を獲得しているようですが、すでにバターを使わない料理を50種類ほど編み出しているとか。
「料理というのは脂肪で作るものではなく、頭脳で作るものです」
なるほどね。しかし、脂肪が多いのはバターというわけではありません。
例えば、オリーブ油は100ccで900カロリーですが、バターは同じ量で750カロリーにしかなりません。
「例えば魚の料理を作るとします。ブール・ブランを作ったりレモンを絞ったりしますが、ちょっと複雑すぎると思うんですよ。結局、皆んなバターが好きなんですよ、そうでしょ?」とバター派のシェフ。
それにしてもオリーブ油の方がカロリーが高いとは知らなかったあ〜。最近、バターよりオリーブ油ばかり使ってます(冷汗)。
******* フランス人のつぶやき *******
「今日、義理の妹が誇らしげに、私のためにベジタリアンの料理を作ると言った。しかも、美味しくするためにたっぷりのバターを使うとか
」
![[あせあせ(飛び散る汗)]](https://blog.ss-blog.jp/_images_e/162.gif)
VDM(Vie de Merde)より
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