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岩の上のビストロ [コート・ダジュール地方]

 最寄り駅の土手に咲く紫陽花は、今年もどうも今ひとつです。

 元気に咲いているものもありますが、ほとんどが半分枯れたみたいになっています。

 一昨年までとてもきれいな花を咲かせていたので少々残念。東京も本格的に梅雨入りしたので、雨の雫に揺れる紫陽花がなんとなく恋しくなります。

 さて、梅雨という季節はないフランスですが、ちょうど女子サッカーW杯の開幕日に重なるようにミエゲルという名の嵐が上陸して行ったようです。

 試合は大丈夫かと思っていたら、翌日、フランス代表が1勝目を挙げたと言っていたので、嵐の影響はなかったようです。

 そのフランスのコート・ダジュールのニースに、岩の上のビストロがあるそうです。

Paris_Nice.jpg


下記ウィンドウの▸をクリックして番組をご覧ください。(フランスのTV局France 2で2019年6月8日に放送)

映像が途切れ途切れになってしまう皆さん。どうも映像の読み込みと再生の速度がうまく噛み合ないのが問題のようです。解決策として、本編が始まったところで一旦ポーズボタンをクリックし再生を止め、映像を読み込むまでしばらく待ちます。ある程度映像を読み込んだところで、もう一度再生ボタンをクリックすると途切れずに見ることができるようになります。少し手間ですが試していただけると幸いです。


 こちらがそのビストロLe Plogeoirです。

 海の中の岩の上にお店があります。上から見ると、屋根の向こうに、何やら三段階の飛び込み台があるようです。

 こちらの方がオーナーのマルクさんです。

 「ここは廃墟になってました。何年も前から手つかずのまま放置されてたんです。でも私はもう20年も前からこの場所が気に入って、ずっと見続けてきたんです。そして、このままではいけない、この場所にもう一度命を吹き込まなくてはと思ったんです」

 こうして4年前にこのビストロをオープンしました。

 お店の厨房とテラス席は小さな橋で繋がれています。

 地中海を見ながら冷たいカクテルをいただく・・・いいですねえ〜。私もやってみたい!

 それにしてもカップルが多いですね。

 「ロケーションがいいですね。他にはこんなところはないと思いますよ。それにカジュアルな雰囲気も気に入っています」と男性。

 「ここはいいところですよ。車の音も聞こえてきませんから静かです」と別の男性。

 客層は常連さんから観光客まで様々。

 お店の全体像はこんな感じになっています。あの岩の上のテラスはちょっとスリリング。嵐が来たら大きな波に飲まれてしまいそう。

 ちょうど同じアングルから撮影された一世紀ほど前の姿がこれ。

 あの岩の上には船がのせられ、喫茶店になっていたそうです。

 そして、1941年、飛び込み台が建設されました。恐れを知らぬ勇者がそこから海に飛び込んでいたそうです。

 しかし、今は安全が確保できないため使用禁止になっています。


******* フランス人のつぶやき *******

今日、雨が降っていたが、保護者全員に次のようなメールを送った。『雨が降ろうが風が吹こうが雪が降ろうが、部活は行います!』やがて大嵐になりサッカー場は使えなくなった。で、また保護者にメールを送った。『至急、子供たちを迎えに来てください!』とほほ・・・[もうやだ~(悲しい顔)]

VDM(Vie de Merde)より



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コメント 2

nicolas

すごい、歴史のある場所なんですねー
昔と現在の様子は岩を除いて結構違っていますけど、
とても感じのいい場所には違いありません。
まさに、トレサンパ!って感じです。
テントの下は風が心地よさそうですが、日焼けしそうな場所は、日本人だと座らなそうですねー
by nicolas (2019-06-11 15:26) 

carotte

nicolasさん
最近になって利用されるようになった岩かと思っていたら、意外と歴史のある場所でしたね。こういうちょっと面白い場所を使って何かしようと考えるのは今も昔も同じようです。太陽が照りつけて少々紫外線が気になりますが、嵐がきた時はどうなるんだろ?なんて思ったりもします。

by carotte (2019-06-19 15:55) 

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