小さな村リクヴィール [アルザス地方]
フランスは、日本とは真逆で、かなり深刻な水不足に見舞われているようで、89県のうち67県に節水の処置が取られたようです。
来週にはまた猛暑になるという予報も出ています。
全くもって、日本に降る雨をもらっていただきたし。
さて今日は、アルザス地方にある “フランスで最も美しい村” の一つ、リクヴィル(Riquewihr)を訪ねてみましょう。
人気の観光地であると同時にアルザスワインの生産地でもあります。
下記ウィンドウの▸をクリックして番組をご覧ください。(フランスのTV局TF1で2019年7月18日に放送)
映像が途切れ途切れになってしまう皆さん。どうも映像の読み込みと再生の速度がうまく噛み合ないのが問題のようです。解決策として、本編が始まったところで一旦ポーズボタンをクリックし再生を止め、映像を読み込むまでしばらく待ちます。ある程度映像を読み込んだところで、もう一度再生ボタンをクリックすると途切れずに見ることができるようになります。少し手間ですが試していただけると幸いです。
ぶどう畑に囲まれた人口1,200人ほどの村リクヴィール。アルザスワイン街道沿いの70ほどもある市町村の一つです。
そして、木骨構造のコロンバージュ様式の家が並ぶ中世の趣を残す美しい村でもあります。
観光客の誰もがカメラに収めたくなる風景。
「現実とは思えないくらい素晴らしい眺めです。あちこち見ては感動に浸ってます」と女性。
「私たち、いつの時代にいるのかしら?中世?ルネッサンス?時代を飛び越えてしまったような気分です」と別の女性。
あの厳しい審査をパスして、フランスで最も美しい村の称号を維持しているだけあって、美しい村ですねえ。
建物は様々な花の鉢植えで飾られています。ひときは目を引くのが赤いゼラニウムの花。
「お花を飾ってここまで美しく見える村はうちの近所にはないわねえ。この村は愛が溢れてるんじゃないかと思いますよ」と女性。
リクヴィールには美味しいものもあります。それがタルト・フランベ(tarte flambée)。
小麦粉で作った薄い生地にチーズと生クリームと様々な具をのせて焼いたもの。
イタリアのピッツァのようですが、やっぱりどこか違ってます。
「とっても美味しいです。いつも食べているチーズ料理とはまた違ったお味が体験できますね」と女性客。
そして最後はこんなデザートが出てきました。
何かといえば、アルザス地方の名物コウノトリを形どったケーキ。生クリームがたっぷりですね。
「趣があって、歴史もあって、さらに美味しいワインもありますよね」と男性客。
村を出発する前に皆んなで記念写真をパチリ。
アルザスワイン街道はぶどう畑にそって約160キロわたって続いているそうです。
******* フランス人のつぶやき *******
「今日、二十歳になった私に、お祖父ちゃんが言った。『赤ちゃんはね、コウノトリがその家の玄関に運んでくるんだよ』・・・」
VDM(Vie de Merde)より
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