伝説の観光地 後編 [その他の国]
いよいよ明日あたり梅雨明け宣言か?
宣言しようがしまいが晴れてくれればそれで良しなんですが、宣言してくれるとなんとなくスッキリします。
それはともかくとして、伝説の観光地の後編はルーマニア。
ルーマニアで伝説の観光地といえば、ブラン城。『吸血鬼ドラキュラ』に登場するドラキュラ城のモデルになったとされるお城です。
では早速訪ねてみましょう。
下記ウィンドウの▸をクリックして番組をご覧ください。(フランスのTV局France 3で2019年7月17日に放送)
映像が途切れ途切れになってしまう皆さん。どうも映像の読み込みと再生の速度がうまく噛み合ないのが問題のようです。解決策として、本編が始まったところで一旦ポーズボタンをクリックし再生を止め、映像を読み込むまでしばらく待ちます。ある程度映像を読み込んだところで、もう一度再生ボタンをクリックすると途切れずに見ることができるようになります。少し手間ですが試していただけると幸いです。
断崖絶壁の上に作られたブラン城。心惹かれる一方で少々不気味でもあります。
それがこのお城の魅力。毎年大勢の観光客が見学に訪れます。
なんだか賑やかすぎる女性グループですが、中国からスリルを求めてここにやってきました。
「有名なお城でしょう。ドラキュラに会ってみたいわ(笑)」と女性。
世界中から年間100万人ほどが見学にやってくるブラン城。何がお目当かといえば・・・やっぱりドラキュラ伯爵の痕跡。
「ドラキュラと言えば僕らの時代の映画です。怖い映画でしたよ」と男性。
「ドラキュラを探してるのよ。探し続けてもう2時間にもなるわ(笑)」と女性。
ドラキュラはアイルランドの作家ブラム・ストーカーが書いた小説に登場する吸血鬼。モデルとなったのはこの人物、ヴラド・ツェペシュ公です。
このお城には数日しか滞在したことがなかったようですが、囚人を串刺しにしていたと言われる残酷な領主で、恐怖小説にぴったりのキャラ。
「皆さん、この謎に包まれたお城にようこそいらっしゃいました。ここではドラキュラの足音が聞こえてきますよ。でもこれは皆さんを楽しませるための効果音です」とガイドさん。
なるほどね。ちょっとしたお化け屋敷みたいなもんですね。音だけではなく凝った映像も見せてくれるようです。
ドラキュラの経済効果は莫大です。ブラン城には毎年670万ユーロの収入があるそうです。
これに満足することなく、ドラキュラブランドを生かしてさらなる収入アップを狙っているとか。
「個人の夕食会、企業のセミナー、夜の散策、ワインの試飲会、演奏会などにご利用いただけます」と責任者の方。
ドラキュラのお城でコンサートなんて付加価値が付いていいかもしれないですね。
お城の登り口にはお土産店が軒を連ねています。店頭に並んでいるのはどれもみんなドラキュラ。
こちらの男性、商機を求めて2004年にこの土地を購入しました。
「当時ここは何もなかったんです。そこにこのお化け屋敷ができて評判になりました」
お城はお城、お化け屋敷はこっちの方でした。ちょっと怖そうですが中に入ってみましょう。
「この声はチャウシェスクの声をそのまま使っているんです。ここに死骸を埋めてあるのですが死の世界から蘇るという趣向です」
怖いものが次々に登場。そしてこちらがドラキュラ?それともチャウシェスク?
お化け屋敷から出て上を見上げると、ライトアップされたブラン城が姿を現しました。
******* フランス人のつぶやき *******
「今日、僕の働いているテーマパークでハロウィンのお祭りが始まった。僕は悪魔の仮装をして迷路に隠れるとお客が来るのを待った。すると突然、目の前にドラキュラが二人も現れ、向こうもこちらも思わずぎゃあ〜と叫んだ」
VDM(Vie de Merde)より
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