伝説のホテル [その他の国]
月曜日恒例の節約晩ご飯も放送がなかったのでお休みです。再開は恐らく9月になってからのようです。
さて、昨日は断崖絶壁の上に設置された宿泊施設を紹介しましたが、今日は、トルコのイスタンブールにある豪華ホテルPera Palace Hotel(ペラ・パレス・ホテル)を紹介します。
イスタンブールと言えば、オリエント急行の終着駅。その乗客が宿泊したのがこのホテル。

下記ウィンドウの▸をクリックして番組をご覧ください。(フランスのTV局France 2で2019年7月27日に放送)
映像が途切れ途切れになってしまう皆さん。どうも映像の読み込みと再生の速度がうまく噛み合ないのが問題のようです。解決策として、本編が始まったところで一旦ポーズボタンをクリックし再生を止め、映像を読み込むまでしばらく待ちます。ある程度映像を読み込んだところで、もう一度再生ボタンをクリックすると途切れずに見ることができるようになります。少し手間ですが試していただけると幸いです。
歴史を感じさせるホテルのエントランスとロビー。
このホテルが作られたのは1892年、今から130年近くも前のことです。客室は115室。数多くのセレブが宿泊してきました。
トルコ最大の都市イスタンブール。その中心街の一等地にあるのがペラ・パレス・ホテルです。
ちょっと高齢のこのカップルと一緒に客室にお邪魔してみましょう。一泊400ユーロ(約50,000円)のスイートルーム。オープン当初からほとんど変わっていないとか。
「ここはグレタ・ガルボが使っていた部屋です」と男性。
壁には絵画とともに女優さんの肖像写真も飾ってあります。
ホテルの開業当時、イスタンブールはコンスタンティノープルと呼ばれていました。
このコンスタンティノープルを目指して走っていたのがオリエント急行です。その列車に乗ってきた旅行者を受け入れるためにインスタンブール初の豪華ホテルが作られました。
設計したのはフランス人建築家。当時の先端技術が取り入れられています。その一つがこのエレベーター。
「これはトルコで初めて設置された電動のエレベーターです。欧州ではエッフェル塔に次ぐ2番目のエレベーターです。長い列車の旅でお疲れのお客さまを、できるだけ快適にお部屋にご案内するためのものだったのです」とホテルの広報部長。
オリエント急行の乗客と言えば、裕福な方々ばかり。そのお客様がたにふさわしい工夫を凝らしたインテリアになっています。
オリエンタルな装飾、クラシックな西洋絵画、そしてアールデコ調のドーム。
「当ホテルは欧州からのお客様がほとんどです。そのためオリエントと西洋の技術を織り交ぜて作られているのです」
確かにゴージャズな作りですね。
「東方の文化と西洋の文化が一つになった素晴らしいインテリアです。友人とコーヒーを飲んだり昼食をとったりするのにいいですねえ」と男性。
このホテルを彩っているのは豪華な装飾品だけではありません。数々のセレブたちもその中の一つ。
アメリカの作家ヘミングウェイはホテルのバーでよくカクテルを飲んでいたそうです。
さらに映画監督のヒッチコックは601号室に宿泊していました。
また、イギリスの作家アガサ・クリスティーの宿泊客のリストに名を連ねています。このタイプライターであの「オリエント急行殺人事件」と書いたのでしょうか?
「作家さんの中にはインスピレーションを求めてこのお部屋にお泊りになる方もいます」
その効果のほどは不明。
客室の一つは博物館になっています。ここには、トルコ独立を勝ち取り、共和国の建国に導いたムスタファ・ケマルの肖像がや身の回りの品々が展示されています。
******* フランス人のつぶやき *******
「今日、ホテルの駐車場に初日に留めていたのと同じ場所に車を止めようとしたらスペースに入りきらない。車が太ったのかしら????」
VDM(Vie de Merde)より
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