G7サミット [トピックニュース]
雨のおかげで暑さが緩みました。
夕方の空にはすじ雲。明らかに夏の空じゃない。
あれだけ暑かったから夏もそろそろ力つきる頃。驕れる者久しからず。秋にその座を譲るときが来つつあるようです。
さて、今日から月曜日までビアリッツで開催されるG7サミット。
G7と言えば、先進国7カ国の首相や大統領が一箇所に集まって会議をすること。
でも、一体何を話し合っているのやら。それに開催費用等々も気になります。
そこで、フランスTV局TF1が取材してくれました。

下記ウィンドウの▸をクリックして番組をご覧ください。(フランスのTV局TF1で2019年8月22日に放送)
映像が途切れ途切れになってしまう皆さん。どうも映像の読み込みと再生の速度がうまく噛み合ないのが問題のようです。解決策として、本編が始まったところで一旦ポーズボタンをクリックし再生を止め、映像を読み込むまでしばらく待ちます。ある程度映像を読み込んだところで、もう一度再生ボタンをクリックすると途切れずに見ることができるようになります。少し手間ですが試していただけると幸いです。
ビアリッツから20キロの地点。すでに検問が始まっていました。
近くを走る車は免許証や通行許可書の提示を求められます。
それだけではありません。G7会場域内に入る車は、車ごとスキャンされチェックを受けます。
警戒に当たる警官と憲兵の総数は13,200人。海上にも、ビーチにも、繁華街にも、いたるところに配備されています。
そのせいか、観光客や住民の姿はあまり見かけません。これでは散歩もできにくいですねえ〜。
しかし、G7でテロ事件などあってはならないこと。セキュリティには万全を尽くします。
その費用は、3,640万ユーロ。日本円にして40億円あまり。すべて国家の予算で賄われます。つまりは税金。
さらに、繁華街に観光客や地元の人たちがやってこないということは、つまり、お店の収入がそれだけ減るということ。
「うちの店は150人まで収容できますが、今のところ40人どまり。かなり厳しい状況です」とレストランの方。
「ビアリッツの街から少しずつ人がいなくなって、今では閑散とした状態ですよ」と女性。
G7って、良いような悪いような・・・。
そもそものきっかけは1970年代に起きた石油ショック。先進国の首脳が集まって情報交換することで危機的な状況を打開しようという目的で始まりました。
しかし、今はどうなんでしょう?
「大した結果も残しておらず、首脳が集まって飲み食いしているだけ」と番組のナレーション。
手厳しいですね。でも、そう言われてみれば、そんな気もしてきます。
日本で開催された時、お土産と称して高価なものがプレゼントされたんじゃなかったでしたっけ?
考えてみれば、全部、税金から出てるんですよね。
国の見栄みたいなものがあるのか、回を追うごとに余計なものが盛り込まれて派手になっているような・・・。
おかしな方向に向かう前に、この辺で、やり方を見直したほうがいいのかもしれません。
******* フランス人のつぶやき *******
「今日、会社のセキュリティに関する研修があった。で、うちの会社は、最後に白ワインの飲み会で盛り上がって終了となった」
VDM(Vie de Merde)より
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