週末はラングルで [パリから週末旅]
フランス代表、接戦を制して勝ち点4。試合は見ていませんが、スコアを見る限りではかなりの接戦。
ラグビーのワールドカップはまだ始まったばかり。これから様々な戦いを見ることになるのでしょう。
それはさておき、日曜日は恒例の週末旅。
今回はフランス中東部の町ラングル(Langres)を旅します。パリからラングルまでは列車で2時間40分ほど。
城壁に守られ、中世の面影を残す趣のある町へ、さあ出発!

下記ウィンドウの▸をクリックして番組をご覧ください。(フランスのTV局TF1で2019年9月14日に放送)
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緑の中に見えてくる城塞の町ラングル。
石の壁をくぐって中に入ってみましょう。わりに賑やかな通りですね。その向こうに立っているのがラングル大聖堂(青印)。まずは塔の上に上がってみましょう。
ここからなら、ラングルが、ブルゴーニュ地方、シャンパーニュ地方、フランシュ=コンテ地方の3つの地域の境目に位置していることがよくわかります。
「1,000年ほど前、すでに1,000人ほどがここで暮らしていました。今とあまり変わりません。戦争による空爆を逃れたため、このように昔の風景がそのまま残っています」
では今度は地上に戻って城壁を散策してみましょう。こちらフランス語でロザリと呼ばれている乗り物。電動アシストだそうです。
城壁には各ポイントに塔があります。その数12。その一つがナヴァルの塔(赤印)。
この塔、壁の厚みはなんと7メートル。その天井はこんな具合になっています。屋根を支えるために作られたのでしょうが、まるでアート。フランソワ1世が塔の完成に立ち会ったそうです。
ラングルは度重なる戦火を逃れてきたおかげで、古いのものが数多く残っているそうです。こちらはルネッサンス時代を代表する美しいファサードを持つ建物。しばし立ち止まって見惚れてしまいます。
さて、ラングルといえば、哲学者ディドロが生まれた町として知られています。生まれたのは1713年のこと。
そのせいか、通りにも、お店にも学校にもディドロの名前が使われています。当然、町にはディドロの像が設置されています。
そしてこちらがディロド専門の博物館Maison des Lumières Denis Diderot(緑印)。ここでは百科全書を制作するために使用したと思われる品々が展示してあります。
そろそろ今晩の宿へと向かいましょう。要塞都市から20キロほど離れたこの山の中にあります。ツリーハウスに似た建物にテントを張って宿泊します。
ここで夜を迎える前に、城塞の中に戻りましょう。ここはバー&レストランLa Crémaillère(紫印)。定期的にディドロの作品の朗読会が行われているそうです。
翌朝は、町から5分のところにある湖にやってきました(水色印)。ここでウォータースポーツを楽しむことにしましょう。
次は美味しいものを食べてエネルギーの補給。ここはレストランLes Voiliers(オレンジ印)。庭の菜園でお花を摘んでいる方がシェフのクララさん。食いしん坊な感じですね。美味しいものを作ってくれそうです。盛り付けも斬新ですね。お昼の定食は24ユーロ。
さて、次はちょっと変わった場所へ行ってみましょう。
城塞の町から10キロほど南に行ったところにある小さな村コーンスには、石を積み上げて作ったこんな奇妙なものがあります。コーンスのエスカルゴと呼ばれ、この周辺にいくつもあるそうです。
この村には山の上に見事な公園が作られています。
「この地域は微気候なので寒いラングルに比べると暖かいんです。だから植物が育ちやすいんです」と村長さん。
最後に旅人さん、こんな冒険をしてみました。岩山にポータレッジを引っ掛けて一休み。あまり休んだ気はしませんけどねえ〜。
さて今回の旅の費用は、大聖堂の塔見学が3ユーロ、ロザリのレンタル代が28ユーロ、ディドロ博物館が7ユーロ、宿泊代が40ユーロ、昼食が24ユーロ、公園見学が5ユーロ、ポータレッジが80ユーロで、締めて187ユーロ(約22,000円)でした。
******* フランス人のつぶやき *******
「今日、彼が「フェ〜〜〜〜〜スブック!」と言いながら、私の顔めがけて百科事典を投げてきた ![[がく~(落胆した顔)]](https://blog.ss-blog.jp/_images_e/142.gif)
」
![[がく~(落胆した顔)]](https://blog.ss-blog.jp/_images_e/142.gif)
![[あせあせ(飛び散る汗)]](https://blog.ss-blog.jp/_images_e/162.gif)
VDM(Vie de Merde)より
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