独身者集まれ! [その他の国]
10月になったというのに、東京の季節はまだ夏のまま。夏の服装がもういい加減イヤになってきました。
肌寒い風が部屋の中を通り過ぎるような秋になってほしいものです。
さて、ラグビー日本代表の大金星にまだまだ熱の冷めやらない日本ですが、今日は、その勝利をもぎ取った相手国のアイルランドのからの話題です。
大西洋から10キロ足らず内陸に入ったところにある小さな村リスドゥーンバーナ(Lisdoonvarna)では、毎年9月になると独身者が集まるフェスティバルが開催されるそうです。
下記ウィンドウの▸をクリックして番組をご覧ください。(フランスのTV局France 2で2019年9月28日に放送)
映像が途切れ途切れになってしまう皆さん。どうも映像の読み込みと再生の速度がうまく噛み合ないのが問題のようです。解決策として、本編が始まったところで一旦ポーズボタンをクリックし再生を止め、映像を読み込むまでしばらく待ちます。ある程度映像を読み込んだところで、もう一度再生ボタンをクリックすると途切れずに見ることができるようになります。少し手間ですが試していただけると幸いです。
田園に囲まれた片田舎の小さな村リスドゥーンバーナ。人口は800人ほど。フェスティバルが開催されるようなところでもなさそうな・・・。
しかし、9月になると村はこんなことになります。
なんかちょっとラブラブな雰囲気。というのも、“国際独身者フェスティバル” が開催されるからなのです。
つまり早い話が大々的なお見合いパーティーが開かれるのです。年齢に制限はありません。
「優しい男性に巡り合って素敵な恋ができるといいなと思ってます」と女性。
「私は若くて美人の女の子を探してるんだよ。特にセクシーな女の子ね」と男性。
「参加するのはこれが2回目なの。今回はいい人が見つかってほしいわ(笑)」と女性。
「運試しで来てみたんだ(笑)」と照れ笑いの男性。
なんだか皆さんニタニタ顔。
この時期だけで80,000人ほどの独身者が村に集まるそうです。村の人口の10倍!
村のメイン通りに並ぶお店では、出会いのチャンスが広がるように工夫を凝らしています。
夜になると混雑するのがこのお店。76歳になるウィリー・デイヴィスさんがそれぞれにあったパートナーを探し出してくれます。
なにやらアンケート用紙のようなものに色々書き込むようです。
「たったの5ユーロで相手を見つけてあげます。高くないでしょ?」とウィリーさん。
ウィリーさんは、かつては牧場で馬を育てていたとか。それが役に立っているんでしょうか?
「父も祖父も同じように結婚斡旋業をしていました。子供たちも同じ仕事を引き継いで欲しいと思ってます」
副業みたいなもんですかね。
このお見合いフェスティバル、この村で150年も前から続いてきた伝統だそうです。
ウィリーさんの手元に保管されている書類には1860年のものもあります。
この書類を触ると必ずいい人が見つかるとか。
コンサートやダンスパーティも開かれていて出会いのチャンスはいっぱい。早速、カップル誕生!
「普通に家にいても挨拶して終わり。でもここならダンスをしたりお互いについて話し合ったりする時間がたっぷりあります」と男性。
そしてこちらのホテルは毎年9月になると満室だそうです。
「この数年、フェスティバルの参加者は増え続けています。4週間だけで250万ユーロの収益があります。これだけで残り11ヶ月を営業していけるんですからありがたいことです」
こちらのカップル、今から52年前にこのフェスティバルで出会って結婚したのだそうです。
こうして結ばれる男女はどのくらいいるんでしょうね?
******* フランス人のつぶやき *******
「今日、うちの娘が初めて言葉を話した。それが『パパ』。うちはシングルマザーなのに。」
VDM(Vie de Merde)より
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