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田舎の匂い? [地方の小さなできごと]

 着るものを一枚増やさないといけない季節になってきました。

 雨の日があまりに頻繁に続くのでパッとしませんが、今日の雨をやり過ごせば、今週末から以降の一週間は、日差しのある日が多いようです。

 今日は信号が変わるのを待っている間、ふと街路樹に目をやると、枯れ葉がいくつもあるのに気がつきました。

 いよいよ季節は寒いほうに向かって前進しているようです。

 さて、フランスでは地方の小さな町や村では騒音問題が起きています。

 このブログでも取り上げたことがありますが、教会の鐘の音がうるさい、隣の民家で買っている雄鶏の鳴き声がうるさい、牧場の牛の首につけたカウベルがうるさいなど、裁判沙汰になっているケースが多々あります。

 そのどのケースにも共通しているのは、地元の人は気にならないのに、よそからやってきた人たちには気になる、ということ。

 フランス南部の小さな村でまた似たようがことがおきてしまいました。しかし、今回は音ではなく匂い。

Paris_FelineM.jpg

下記ウィンドウの▸をクリックして番組をご覧ください。(フランスのTV局TF1で2019年10月23日に放送)

映像が途切れ途切れになってしまう皆さん。どうも映像の読み込みと再生の速度がうまく噛み合ないのが問題のようです。解決策として、本編が始まったところで一旦ポーズボタンをクリックし再生を止め、映像を読み込むまでしばらく待ちます。ある程度映像を読み込んだところで、もう一度再生ボタンをクリックすると途切れずに見ることができるようになります。少し手間ですが試していただけると幸いです。


 理想的な田舎の風景。絵葉書になりそうです。

 しかし、問題はその匂い。ワイン農家のこちらの男性、毎年冬になる馬と一緒にこの牧場にやってきて数週間過ごすことにしています。

 それだけならどうということはないのですが、生き物を連れてくるということは、すなわち、その排泄物も一緒にやってくるということ。

 「ここは馬にとって天国みたいなところなんです」と飼い主のミシェルさん。

 しかし、ここから10メートルほどのところに住んでいる人にとっては天国ではなかったようです。馬の糞の匂いが有害だとして訴えを起こしたそうです。

 この隣人、数年前からここに住むようになった英国人の女性。

 「いったい、どんな罪だというんです?昔からの文化と伝統をそのまま続けているだけなんですよ。私は馬が好きで、自分の土地で一緒に暮らしている、それだけなのに、隣の人から訴えられるなんて理不尽ですよ」

 人口500人足らずのこの村、村人たちはどう思っているんでしょう?

 「私はすぐ隣に住んでますが、全然気にならないですよ」と女性。

 「田舎なんですからこういうのは普通ですよ」と男性。

 「雄鶏が鳴くことだってあるし、夜、ちょっと騒いだりする人だっています。村とはそういうもんでしょう」と別の男性。

 困っているのは村長さん。

 「同じ村に住んでるんですからね。仲良く暮らして欲しいんですよ」

 この問題もまた難しいですねえ。糞だけでもまとめてどこかに片付けるってわけにはいかないんですかねえ〜。


******* フランス人のつぶやき *******

今日、うちのニャンが猫のトイレに極小のウンチをしていた。全部探し出して片付けているうちに、何やら宝探しでもやってるような気分になってきた[あせあせ(飛び散る汗)]

VDM(Vie de Merde)より



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コメント 2

風の友

こういうトラブルって本当にやっかいですね。
ご近所さんのトラブルは、誠意を持って話し合い
円満解決したいですね。
by 風の友 (2019-10-25 01:22) 

carotte

風の友さん
こういう問題は本当に厄介ですねえ。
訴訟になる前にどうにか話し合いで解決したいところですが、この場合、もめたんでしょうね。なにかいい解決法が見つかるといいのですが・・・。
by carotte (2019-10-26 15:20) 

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