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週末はドゥルーで [パリから週末旅]

 ワールドカップ決勝、相撲で言えば(なぜに相撲?)、前半は四つに組んで両者一歩も譲らず、そして最後は南アフリカの押し出し、といった感じでした。

 わが家では、最初は南アフリカに応援していながら、最後はイングランドを応援したりして、わけのわからない状態になってました(笑)。

 終わってしまうとなんだか寂しい。ワールドカップロスになりそう。年明けに始まる国内トップリーグの試合、見に行こうかな。

 それはさておき、日曜日は恒例の週末旅。今回は、パリ近郊の町ドゥルー(Dreux)を旅します。

 パリからは列車で1時間半弱。日帰りもできるくらいの近場。気軽に出かけられそうです。

 でも、あまり観光地としては聞かない町。どんなところなんでしょう?

Paris_Dreux.jpg


下記のウィンドウの▸をクリックして番組をご覧ください。(フランスのTV局TF1で2019年10月26日に放送)

映像が途切れ途切れになってしまう皆さん。どうも映像の読み込みと再生の速度がうまく噛み合ないのが問題のようです。解決策として、本編が始まったところで一旦ポーズボタンをクリックし再生を止め、映像を読み込むまでしばらく待ちます。ある程度映像を読み込んだところで、もう一度再生ボタンをクリックすると途切れずに見ることができるようになります。少し手間ですが試していただけると幸いです。


 ドゥルーは、ドゥルイドの中心地。ドゥルイドって何?

 調べてみるとケルト人社会の祭司のことを言うらしい。宗教的・政治的指導者で、裁判官のような役割も担っていたようです。大昔のお話らしい。

 今のドゥルーは三つの川に囲まれた緑豊かな町。そしてここにはフランス王を輩出したオルレアン家の墓所であるサン=ルイ王室礼拝堂があります(青印)。

 そこを案内してくださるのがオルレアン家のご子孫ジャン・ドルレアンさん。世が世であればフランス国王だったかもしれない方ですが、今はパリ伯。

 ドームの天井もステンドグラスも美しいですね。階段を降りると、そこにはオルレアン一族のお墓が並んでいました。目の前の像はフランス国王ルイ=フィリップ・ドルレアンと王女。

 礼拝堂を一巡りしたら、冒険に出かけましょう。週末旅では必ず一度は高いところから町の姿を眺めることになっていますが、今回はこれ、小型飛行機に乗ることになりました。先生が一緒に乗って操作を教えてくれます。

 さあ、空へと舞い上がりました。下を見るとこんな風景が・・・。素敵ですねえ〜。ノルマンディ地方の玄関口は美しい自然に恵まれていました。そして先ほどの礼拝堂も空から見るとこんな具合です。

 空を飛んだら小腹が空いてきました。地上に降りて何か美味しいものでもいただきましょう。やってきたのは礼拝堂近くの路地を入ったところにあるレストランMinute Cocotte(黄緑印)。

 ここでいただくのがBouchée à la Reine(女王風一口パイ)。アレンジしてあってちょっとわかりにくですが、そもそもはこんな感じの料理です→こちら

 一口パイに鶏出汁のクリームソース、キノコ、トリュフなどを詰め込んだ食べ物。美味しそうですねえ。

 お皿が空っぽになったらお会計・・・と思いきや、こちらのお店ではキャンペーン中。サイコロを振ってゾロ目が出たらタダになります。

 出たあ〜、ゾロ目!ということは今回はタダ。

 お腹が膨らんだところで町中を散策。12世紀から16世紀にかけての古い建物があちこちに残っています。

 次はちょっと変わったところに行ってみましょう。そこはサフラン栽培農場Ferme de Badonville(赤印)。ここでサフラン狩り(?)が楽しめます。花を摘み取ったら、赤い雌しべを取り出します。慣れてくると1時間で500〜600本の雌しべを取り出すことができるそうです。ということは1分で100本、つまり3秒で5本の勘定になります。早い!!!

 日が西に傾きかけてきました。そろそろ今晩の宿Hotel Domaine de la Reposee - Club 33へと向かいましょう(緑印)。敷地内に入っているとこんな礼拝堂がありました。

 「昔は、狩りに出かける前に無事を祈って、この礼拝堂で馬に祝福を与えてもらったんです」とオーナー。

 このホテルで寝てしまう前に、町の繁華街にあるレストランMarket Pubで夕食をいただきます(オレンジ印)。

 「地元産には、ジャガイモ、サフラン、レンズ豆、山羊のチーズなど様々な食材があります。この食材を使って料理を出すのが私の役割なんです」とシェフ。

 この日は豪華なフルコースのディナーになりました。

 翌朝は、こんなところにやってきました。乗馬が楽しめるBuffalo Ranch(こげ茶印)。ガイド付きの散策ができます。可愛いワンちゃんが露払い。

 さて今回の旅の費用は、空の体験飛行が50ユーロ、女王風一口パイが8ユーロ、王室礼拝堂見学が8.90ユーロ、サフランの収穫体験が5ユーロ、夕食が26.90ユーロ、宿泊代が90ユーロ、ガイド付き乗馬散策が22ユーロで、締めて210.80(約26,000円)でした。


******* フランス人のつぶやき *******

今日、キッシュを作った。すると娘がとても美味しいと言って、こんなお世辞まで言い放った。『ママは、キッシュの女王さまよ!』横で、パパがゲラゲラ笑っていた[あせあせ(飛び散る汗)]

VDM(Vie de Merde)より



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