30ユーロで晩ご飯78 [お料理実践編]
月曜日は恒例の節約晩ご飯シリーズ。
30ユーロ以内で、4人分の晩ご飯をフルメニュー(前菜+メイン+デザート)で作ってもらいます。
今回は、フランス南西部ペリゴール地方の小さな村ブルデイユにあるレストランL'Atelier des Sensを開いているヨアンさんとグウェネルさんがチャレンジしてくれます。
テーマは秋の味覚の栗。さて、どんな料理を作ってくれるんでしょう?
ではスタート。

下記ウィンドウの▸をクリックして番組をご覧ください。(フランスのTV局TF1で2019年11月2日に放送)
映像が途切れ途切れになってしまう皆さん。どうも映像の読み込みと再生の速度がうまく噛み合ないのが問題のようです。解決策として、本編が始まったところで一旦ポーズボタンをクリックし再生を止め、映像を読み込むまでしばらく待ちます。ある程度映像を読み込んだところで、もう一度再生ボタンをクリックすると途切れずに見ることができるようになります。少し手間ですが試していただけると幸いです。
森に栗拾いに出かけるのか知らん?と思っていたら、さすがにそれはなかったです。いつものように市場にやってきました。
この男女のお二人がチャレンジャーです。30ユーロを渡して材料を揃えていただきましょう。まずは栗から。
「今年は雨が少なかったせいで、ちょっと小ぶりなんだよ。でもね、ここに味がキュッと凝縮されてて美味しいよ」とお店の方。
シェフ、栗を鶏肉料理に使う予定らしい。1キロで3.80ユーロで残りは26.20ユーロ。
次は八百屋さんで野菜選び。お店の方のアドバイスを受けてバターナッツを一つ、さらに栗のピュレを作るのに玉ねぎ、じゃがいもも購入。一部はデザートにも使うそうです。さらに、タイム、バジルも追加。締めて12ユーロ、残りは14.20ユーロ。
小さな村にしては立派なお城のようなものが立っています。
それはともかくとして、次はチーズ屋さんにやってきました。購入したのはフェセルと呼ばれるフレッシュチーズ。これが3.80ユーロで残りは10.40ユーロ。
さらにお肉屋さんでは豚バラ肉と鶏の胸肉を購入。豚バラが3ユーロ、胸肉が2.65ユーロで、残りは4.75ユーロ。
これでお買い物は終了です。超余裕でした。
ではレストランの厨房で調理の開始!
まずは45分ほどかけて栗を湯がいたらざるにとって皮をむきます。フライパンで玉ねぎと豚バラ肉を炒めたら、タイムとバターナッツを入れさらに炒め、最後に栗を加えてとろ火にして蒸し焼きにします。これで前菜の完成。あとで盛り付けます。
次はメイン料理。
栗、紫たまねぎ、チキンブイヨンで栗のピュレを作ります。胸肉に栗をのせてロール巻きにしたらラップで包み、沸騰したお湯に20分ほど入れて火を通します。あとは盛り付けるだけ。
最後はデザート。水2に砂糖1の割合のシロップに栗を入れて煮ます。その間に、刻んだバジルをフェセルと混ぜ合わせたら器に入れて、シロップで煮た栗とサブレを盛り付けたらデザートの出来上がり。
前菜はこんな風に盛り付けます。牛乳にヘーゼルナッツ油を混ぜで泡立てたソースをかけて出来上がり。
メイン料理はこんな感じ。下が栗のピュレで、上に胸肉のロール巻きがのってます。
全部に栗の入った晩ご飯ができました。
あれ、あの女性のグウェネルさん、お買い物だけ一緒であとは登場しませんでした。お料理ではなくお店全体を取り仕切っているのかもしれません。
******* フランス人のつぶやき *******
「今日、初めて焼き栗を食べた彼が言った。『こんなまずいもん、よく食べられるな』で、私は言った。『ねえダーリン、食べる前に皮をむいて食べるのよ』」
VDM(Vie de Merde)より
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