オリーブの収穫2019 [プロヴァンス地方]
寒くなりました。
とは言っても暖房を入れるところまでは至らず、かといってそのままでは寒いのでダウンのチョッキを羽織ったり、ひざ掛けをかけたりして暖を取っています。
近くの公園の木々も数日前よりは色づいてきたようです。秋がどんどん深まって冬が近づいています。
さて、昨日はトリュフのお話でしたが、今日はオリーブのお話です。
プロバンス地方でオリーブの収穫が始まったそうです。
下記ウィンドウの▸をクリックして番組をご覧ください。(フランスのTV局TF1で2019年11月12日に放送)
映像が途切れ途切れになってしまう皆さん。どうも映像の読み込みと再生の速度がうまく噛み合ないのが問題のようです。解決策として、本編が始まったところで一旦ポーズボタンをクリックし再生を止め、映像を読み込むまでしばらく待ちます。ある程度映像を読み込んだところで、もう一度再生ボタンをクリックすると途切れずに見ることができるようになります。少し手間ですが試していただけると幸いです。
高枝切り鋏を持って高いところの実を取っているのかと思ったらそうではなさそう。
何やら先っちょに扇子の骨みたいなものがくっ付いていて、くるくる回って小枝を震わせています。
すると、オリーブの実がポトポト落ちてきます。地面にはネットが引いてあって、ごっそり一度に集められるようになっています。
今まで見たこともないような収穫の方法。
あの小さな実を一つずつ取るなんて大変ですもんね。一気にバサッと済ませてしまいたい。
この器具、通称 “櫛” と呼ばれているそうです。
ここは何世代にもわたってオリーブを栽培し続けてきた農園です。
「剪定したり水やりしたり、一年中休まず世話をしてきましたから、収穫の日を迎えることができて喜びもひとしおです」と農家の方。
この辺りで栽培されているのはサロナンクと言う種類のオリーブだそうです。
このオリーブで作られたオイルは、ヴァレ・デ・ボー=ドゥ=プロヴァンス(Vallée des Baux-de-Provence)という呼称のAOP付き。
収穫された実は、農家が共同で運営している工場に運ばれます。選別されほぐされ、保管庫に移される前にここで数日かけて熟成されます。
「ここは気温が高めなので徐々に実が熟していくのに連れて、香りも進化するんです」と工場の運営責任者。
ひと手間かかってるんですね。
これが終わると洗浄され、砕かれ、圧縮されて、オイルが誕生します。
どんなお味のオイルなのか気になります。
「青臭くもなくちょうどいいくらいに熟したオリーブの味がします」と男性。
この地域では、収穫からオリーブの製造までが数週間続きます。この期間、1日あたり5,000ℓのオリーブ油が作られるそうです。
******* フランス人のつぶやき *******
「今日、ハチミツとオリーブ油と砂糖を混ぜてスクラブ剤を作った。するとパパがやってきてパンにつけて食べてしまった」
VDM(Vie de Merde)より
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