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週末はベルリンで [パリから週末旅]

 日曜日は恒例の週末旅。

 今回は、ベルリンの壁崩壊から今年30年目を迎えたドイツの首都ベルリンを旅します。パリからは空路で2時間たらず。

 あの壁の崩壊って、そんな昔のことだっけ?なんて思ってしまいますが、とにかくベルリンに向かって出発!

Germany_Berlin.jpg


下記ウィンドウの▸をクリックして番組をご覧ください。(フランスのTV局TF1で2019年11月9日に放送)

映像が途切れ途切れになってしまう皆さん。どうも映像の読み込みと再生の速度がうまく噛み合ないのが問題のようです。解決策として、本編が始まったところで一旦ポーズボタンをクリックし再生を止め、映像を読み込むまでしばらく待ちます。ある程度映像を読み込んだところで、もう一度再生ボタンをクリックすると途切れずに見ることができるようになります。少し手間ですが試していただけると幸いです。


 ベルリンのランドマーク、高さ168メートルのテレビ塔(青印)。東ドイツだった頃にここに建てられました。

 古めかしいこんなものにも使われています。

 そして、ドイツを東西に分けていた壁は、今では記念のオブジェになっています。

 そんなベルリンの街を散策するのには自転車がベスト。

 壁には様々な絵が描かれ、まるでアートギャラリーのよう。1989年11月9日の壁の崩壊を描いたこちらの絵は特に有名です。作者がこの方。

 「皆が壁を壊してしまおうとしましたが、我々はを残すようにとがんばったんです。この歴史は残しておかなくてはなりません」

 観光客が次々と記念写真を撮影していきます。やっぱり歴史の証人として壁が残っていて良かったのかもしれません。

 そしてブランデンブルク門が見えてきました(赤印)。私もベルリンに行った時、こんな風に「東、西、東、西・・・」なんてやったのを思い出しました。

 こうして自転車をこぎながらやってきたのがチェックポイント・チャーリー(緑印)。東西分断時代に置かれていた国境検問所。東ドイツ国民にとっては西への脱出口でもありました。

 このすぐ近くの博物館には、そのための様々な方法が展示されています。

 「これは旅行カバンですが、この中に入り込んでうまく西側に脱出することができたんです」と博物館の方。

 次は東ドイツ博物館に行ってみましょう(水色印)。ここには当時の一般家庭の住宅が再現されています。そしてこちらは東ドイツ製乗用車トラバント。

 「東ドイツといえば政治についてばかりが取り上げられますが、それが全てではありませんでした。人々は、バルト海やチェコ、ソ連などにバカンスに出かけたりして生活を楽しんでしたんです」と博物館の方。

 さて、次は国会議事堂前を通り過ぎて(黄緑印)、こちらのレストランPilaにやってきました(オレンジ印)。ここならお腹もいっぱいになるし、東ドイツ気分も満喫できます。

 お店の中は東ドイツのものばかり。そしてこちらの男女が飲んでいる緑の赤の飲み物は東ドイツでよく飲まれていたレモネードだそうです。

 「東ドイツを本当に知りたいのなら博物館だけではなくこういうところにも来た方がいいですよ」と男性。

 おお、すごいご馳走が出てきました。これで16ユーロ。

 お腹がいっぱいになったらそろそろ今晩の宿Eastern Comfort Hostel Boatへと向かいましょう。ボートを改造して造られた水上のホテル。お部屋は特に豪華というわけではありませんが、こざっぱりとして居心地は良さそうです。

 次はちょっと変わったところに行ってみましょう。ここはベルリン・ホーエンシェーンハウゼン記念館(紫印)。旧東ドイツの刑務所だったところです。なんだかちょっと不気味。この中に収監されていたという男性が中を案内してくれました。

 ここは窓のない潜水艦とも呼ばれていたそうです。これでは肉体的にも精神的にも相当きつかったでしょうね。

 さあ、次は気分を変えて古道具屋さんに行ってみましょう。古道具とは言っても東ドイツでおなじみだった日用品が並べられています。

 最後は壁の直ぐ近くにあるバーにやってきました。東ドイツから壁を超えてやってきた人々がここに避難してきたとか。

 さて今回の旅の費用は、飛行機代が110ユーロ、宿泊代が76ユーロ、食事代が16ユーロ、見学代が32ユーロ、自転車のレンタル料が24ユーロで、締めて258ユーロ(約31,000円)でした。


******* フランス人のつぶやき *******

今日、夫婦水入らずでベルリンで週末を過ごすことになっていた。旅行会社がサービスでもう一人無料で旅行に行っていいと言い出し、結局、義理の母が付いてきた [ふらふら]

VDM(Vie de Merde)より


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コメント 2

hideta-o

東ドイツといえば、工業製品の質も結構よかったですね。私もPRAKTICAの一眼レフ持ってましたが、よく写りました。
by hideta-o (2019-11-17 10:30) 

carotte

hideta-oさん
東ドイツ製のカメラをお持ちでしたか!
私は使ったことはないですが、質の悪いものを大量に作って売りさばくという感じではないですよね。
by carotte (2019-11-24 14:58) 

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