コキーユ・ドゥ・ノエル [フランスのお菓子]
最近、どういうわけか脱出ゲームにはまってます。
暗号解読のような遊びがちょっと楽しいのと、中にはラノベ風のいい作品だなあと思ってしまうものもあって、私にとっては新しい発見です。
しばらくは、愛用の椅子に座り込み、iPad miniをじっと見つめては指であちこちタッチする日々が続きそうです。
さて、ここへ来て改めて12月のカレンダーを見てみました。で、年内にできることはそう多くないという結論に至りました。
クリスマスの週はもう何も動きそうにないので足掻いても無駄。残された時間は二週間あまり。人間、諦めが肝心ということでしょうなあ〜。
それはさておき、明日、12月6日は聖ニコラ(=セント・ニコラス)の日です。
聖ニコラは通説ではサンタクロースの起源になった人物と言われていますが、本当のところは不明。フランスでは子供の守護聖人になっています。
この日前後からクリスマスまでにパン屋さんの店頭に並ぶのがコキーユ・ドゥ・ノエル(coquille de Noël)と呼ばれる菓子パン。
下記ウィンドウの▸をクリックして番組をご覧ください。(フランスのTV局TF1で2019年12月3日に放送)
映像が途切れ途切れになってしまう皆さん。どうも映像の読み込みと再生の速度がうまく噛み合ないのが問題のようです。解決策として、本編が始まったところで一旦ポーズボタンをクリックし再生を止め、映像を読み込むまでしばらく待ちます。ある程度映像を読み込んだところで、もう一度再生ボタンをクリックすると途切れずに見ることができるようになります。少し手間ですが試していただけると幸いです。
こちらのパン屋さんではコキーユ・ドゥ・ノエルの準備が始まりました。なんだか生地を放り投げてますけど大丈夫か???
シーズン中に18トンものコキーユ・ドゥ・ノエルが販売されるそうです。これは大仕事ですね。
ブリオッシュの生地をこんな風に成形していきます。この形、産着に包まれたイエスを表しているとか。
ブリオッシュの生地といえば、たっぷりのバターに栄養たっぷりの牛乳を使って作られます。
「しっかりした生地になるように、だいたい15分くらいかけてこねます」とパン屋さん。
成形してツヤ出しの玉子を塗ったら、ハサミで割れ目を作り、オーブンで焼きます。焼きあがると、周りはカリッとして中はふわふわなコキーユ・ドゥ・ノエルが出来上がります。
「クリスマスですからね、このパンが食べられるのを楽しみにしてました」と女性客。
「柔らかくて甘くておいしいパンですね」と子連れのお母さん。
「こういう質のいいパンを食べられるなんて、近くに住んでるものの特権みたいなもんですね」と男性客。
このパン屋さん、創業は1902年!もう100年以上も続いている老舗です。しかも海外からの注文もあるようです。
「トゥルコワン出身で海外に住んでいる人たちからの注文が中心です」とパン屋さん。
オーブンの中で焼けるパン。美味しそうですねえ。日本のパン屋さんでも作って売ってるんじゃないですかね。
******* フランス人のつぶやき *******
「今日、6ヶ月間ダイエットに励んだので、ちょっとおやつでも食べようとパン屋に寄ってブリオッシュを買った。パン屋がそのブリオッシュを私に渡しながら言った。『丸くてふっくらだよ、お客さんみたいにね!』」
VDM(Vie de Merde)より
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