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クリスマスの南仏の風習 [プロヴァンス地方]

 フランスでは昨日から、マクロン大統領の年金制度改革に抗議するため大規模なストライキやデモが始まったようです。

 政治家が何か改革しようとすると必ず反対派が声を上げるフランス。政治家も楽じゃないですね。一般市民の声を無視するわけにはいきません。

 それに比べたら日本の政治家は、ぬるぬるのぬるま湯に浸かりきってるような気がしてならないです。

 さて、一昨日の話になってしまいますが、12月4日は聖バルバラの日でした。この日、プロヴァンス地方では麦の種をまく風習があります。

Paris_Marseille.jpg

下記ウィンドウの▸をクリックして番組をご覧ください。(フランスのTV局TF1で2019年12月4日に放送)

映像が途切れ途切れになってしまう皆さん。どうも映像の読み込みと再生の速度がうまく噛み合ないのが問題のようです。解決策として、本編が始まったところで一旦ポーズボタンをクリックし再生を止め、映像を読み込むまでしばらく待ちます。ある程度映像を読み込んだところで、もう一度再生ボタンをクリックすると途切れずに見ることができるようになります。少し手間ですが試していただけると幸いです。


 聖バルバラは炭鉱夫の守護神でもあるようで、フランス北部ではお祝いの行進が行われたようです。

 それはともかくとして、今回はプロヴァンスの風習のお話。

 ここはマルセイユのとあるパン屋さん。袋に入った麦の粒、つまり麦の種が売られています。

 クリスマスイヴまで残り20日となったこの日、各家庭で麦の種をまくのが習慣になっています。

 このパン屋さんでは一袋1ユーロで販売。売り上げはすべて病気の子どもたちへの支援に使われるそうです。

 「麦はパン、パンは命ですからね。大切なものですよ」と男性。

 「種をまいて芽がでると幸せになれるんだよ」と別の男性。

 「子どもたちにプロヴァンスのクリスマスの風習を見せてあげるのはとてもいいことだと思います」と女性。

 それではお子さんのいるご家庭にお邪魔してみましょう。

 器にコットンを詰めて水で湿らせます。その上に麦の種を並べます。

 子どもたち、玉子にもコットンを詰めてます。楽しそう。ここには麦ではなくレンズ豆をまいてます。どうなのかな?芽がでるのかな?

 麦の方はしばらくしてこんな具合に育ったら、豊かな一年が約束されます。

 この麦の芽は、クリスマスの13のデザートと一緒にテーブルに並べられることになります。

 たくさん芽がでるといいですね!


******* フランス人のつぶやき *******

今日、夕食を作っていると夫が仕事から帰ってきた。そして外に食べに行こうという。久しぶりの外食に幸せいっぱいだった。それも、彼がマクドナルドの前に車を止めるまでのこと [ふらふら]

VDM(Vie de Merde)より


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