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30ユーロで晩ご飯82 [お料理実践編]

 月曜日は恒例の節約晩ご飯シリーズ。

 30ユーロ以内で、4人分の晩ご飯をフルメニュー(前菜+メイン+デザート)で作ってもらいます。

 今回チャレンジしてくれるのは、野菜のチコリ(フランスではアンディヴ)の生産者。

 もちろん、チコリづくしの晩ご飯を作ってくれます。ではスタート。

Paris_ArrasN.jpg

下記ウィンドウの▸をクリックして番組をご覧ください。(フランスのTV局TF1で2019年11月30日に放送)

映像が途切れ途切れになってしまう皆さん。どうも映像の読み込みと再生の速度がうまく噛み合ないのが問題のようです。解決策として、本編が始まったところで一旦ポーズボタンをクリックし再生を止め、映像を読み込むまでしばらく待ちます。ある程度映像を読み込んだところで、もう一度再生ボタンをクリックすると途切れずに見ることができるようになります。少し手間ですが試していただけると幸いです。


 ここはアラスの青空市場。冬の野菜チコリが店頭に並び始めました。

 チコリはベルギー生まれの野菜。そのベルギーに近いフランス北部には、この野菜のスペシャリストがいるそうです。

 それがこの方、パスカルさんです。早速、30ユーロを渡して材料を揃えていただきましょう。

 「承知しました。前菜、メイン、デザート全部にチコリを使って作りましょう」

 デザートにも使います?あのチコリを・・・。

 パスカルさんは今はチコリの生産者ですが、元はパティシエ。ということはデザートはお手の物というわけですね。

 まずやってきたのは八百屋さん。

 「このサイズを16個ください」とパルカルさん。

 小ぶりで切り口が白いのが新鮮でいいそうです。そして、甘み、塩味、酸味、苦味のどれにもなじむ野菜だとか。

 このお店では他にも青リンゴ1個、オレンジ2個、グレープフルーツ1個も購入。これが合計で6.58ユーロ。

 ええっ、そんなもんですか!日本で16個もチコリを買ったら確実に2000円以上にはなりますよ。需要と供給の関係がフランスほど安定してないということでしょうか?

 それはともかくとして、残り23.42ユーロを手に、地元産の食材を売っているお店にやってきました。

 ここでは10枚入りトラウトの燻製を購入。これが11.90ユーロで、残りが11.52ユーロ。

 次は乳製品のお店にやってきました。ミモレットというチーズと生クリームとバターを購入。これが4.54ユーロで残りは6.98ユーロ。

 さらに、お菓子やさんで板チョコを購入。これが3ユーロで残りが3.98ユーロ。

 最後はパスカルさんの農場にある直売所にやってきました。ここでは様々な風味のチコリのコンフィを売っているそうです。今日は、レモン味のコンフィを購入。これが3.80ユーロで、手元に残ったのは0.18ユーロ!

 ほとんど使い切りました。では調理の開始!

 まずはメインのチコリのグラタンから。

 水を少し入れたお鍋を弱火にかけチコリの加えたら30分ほどかけて火を通します。

 その間に、前菜のサラダを作ります。

 青リンゴをスライス、グレープフルーツの身を取り出し、チコリをスライスします。チコリは芯を取った方がいいそうです。これをドレッシングで和えたら出来上がり。

 30分が経ってチコリに火が通ったのでメイン料理に戻りましょう。こんな具合に少し焦げ目がつくくらいになったら、燻製トラウトを巻きつけ、グラタン皿に並べます。鍋にベシャメルソースを作ったらレモン風味のチコリのコンフィを加えて上からかけます。最後にミモレットをトッピングしたら180℃オーブンで20分ほど焼きます。

 最後は問題のデザート。

 チコリを蜂蜜で煮詰めます。これを、生チョコレート、オレンジ、生のチコリと一緒に盛り付けたら出来上がり。

 どれも美味しそうですが、個人的にはグラタンが食べてみたい!


******* フランス人のつぶやき *******

今日、妹が美味しそうなズッキーニのグラタンを作ってくれた。いざ食べてみると、変な味と口当たり。よく見ると、それはキュウリのグラタンだった[あせあせ(飛び散る汗)]

VDM(Vie de Merde)より


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