冬入り [ローヌ=アルプ地方]
昨日の天気予報は外れてしまいました。晴れの予報だったのが一日中曇り。
日差しもなければ風もなしで、洗濯物は1日外に干していても完全には乾かず(涙)。
ラグビー日本代表のパレードにも見に行けなかったしなあ〜。なんだか気持ちがむしゃくしゃする!
さて、フランスでは相変わらずゼネストが続いています。
交通機関だけでなく学校までストライキをやっているため様々なところに影響が出ています。
書き入れ時の商店街も売り上げに影響が出るのではと心配してるとか。
そんなざわつく12月をよそに、静かに冬を迎えた小さな村があります。
下記ウィンドウの▸をクリックして番組をご覧ください。(フランスのTV局TF1で2019年12月10日に放送)
映像が途切れ途切れになってしまう皆さん。どうも映像の読み込みと再生の速度がうまく噛み合ないのが問題のようです。解決策として、本編が始まったところで一旦ポーズボタンをクリックし再生を止め、映像を読み込むまでしばらく待ちます。ある程度映像を読み込んだところで、もう一度再生ボタンをクリックすると途切れずに見ることができるようになります。少し手間ですが試していただけると幸いです。
フランスアルプスの人口650人にも満たない小さな村ペゼ=ナンクロワ(Peisey-Nancrois)は、12月10日、こんな朝を迎えました。
気温はマイナス4℃。少し霧がかかっています。そして、20センチの積雪。
ベルナデットさんは自宅の駐車スペースに積もった雪を取り除いています。
「冬の始まりですよ。雪の積もった寒い朝を迎えると、まるで子供のように嬉しくなります」
谷間にできた村は白い雪に覆われています。そこに冬山が大きな影を作っています。
そして子供達は完全防寒で学校に向かいます。
「寒さを防ぐにはシッカリした下着を身につけることが大事です」とお父さん。
「えっと、手袋、長靴、マフラーに帽子をかぶってきました」と女の子。
「すごく楽しいです!」と雪で遊んでいた男の子。
大人の方は仕事が増えます。凍りついた車の雪を取り除いたり、道路の除雪もしなくてはなりません。
「ほら、あそこをみてくださいよ。美しいでしょう。この地域はどこもこんな感じで美しいです」と除雪車を運転するミッシェルさん。
確かに美しいですね。天然のクリスマスツリーと教会。
そして家々の煙突からは煙いが立ち上ります。
「こんなのはまだまだですよ。マイナス10℃や15℃になる時もありますよ」と男性。
夏の間山で過ごしていた牛たちも冬は山を降りてここで干し草を食べて過ごします。暖かそうですね。
次第に日が昇りアルプスの白い雪山が姿を現してきました。山間の村だからこその眺めです。
******* フランス人のつぶやき *******
「今日、7歳になる息子が学校のクラスメートと一緒に1週間のスキー教室に出発していった。母親としては心配でならない。必ず連絡をするのよと念を押した。しばらくすると絵葉書が送られてきて、こんなことが書かれてあった。『心配するな、すぐに戻る』」
VDM(Vie de Merde)より
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