沼のカエル [トピックニュース]
来年1月3日から、地下鉄銀座線の渋谷駅の新駅舎の使用が始まるようですが、井の頭線からの乗り換えがどのようになるのかいまひとつ謎です。
現在のホームの先頭部分は一部屋根が取り払われています。このあとどのようなことになるのだろう?と毎朝、頭をひねっています。
ネットで調べたら、新駅舎のイメージムービーというのがみつかったので見てみたら、日本人らしき姿の人間が一人も出てきません。全部、西洋系ばかり。なにこれ?アメリカ?
このビデオ(こちら)、奇怪でならない。どうも東京メトロが作っているわけではなさそうです。
それはさておき、年末も押し迫ってフランスでは、またまた騒音問題が起きていました。
その原因は、フランス中南部の小さな村にある沼。
下記写真をクリックして番組をご覧ください。(今回は画像の埋め込みができませんでした。写真をクリックすると新しいウィンドウが開いて番組を見ることができます。)(フランスのTV局TF1で2019年12月18日に放送)
映像が途切れ途切れになってしまう皆さん。どうも映像の読み込みと再生の速度がうまく噛み合ないのが問題のようです。解決策として、本編が始まったところで一旦ポーズボタンをクリックし再生を止め、映像を読み込むまでしばらく待ちます。ある程度映像を読み込んだところで、もう一度再生ボタンをクリックすると途切れずに見ることができるようになります。少し手間ですが試していただけると幸いです。
それがこの沼。
とは言っても、この沼自体は問題なし。問題はここに棲みついているカエル。鳴き声がうるさいらしい。
沼の持ち主がこのご夫妻でアニーさんとミシェルさん。
先日、二人に、この沼を埋め立てるようにと裁判所からの命令が下ってしまいました。しかも、環境条例によると、カエルを捕まえてどこかに引っ越しさせることはできません。
ということはつまりカエルもろとも埋め立てろ!ということになっているのです。
「生活の場を破壊する権利なんて誰にもありませんよ。それなのに裁判所は埋め立てろというのです」とミシェルさん。
なんだかちょっと理不尽な感じ。環境団体が許さないのではと思ったら、そもそも環境団体が不服申し立てのようなことをしたのですが、裁判から却下されてしまったのでした。
この裁判、もう8年も前から続いているそうです。最初の裁判ではご夫妻が勝訴しましたが、控訴審では敗訴。原因は近隣住人の申し立てのせいでした。
「向こうの言ってることばかりがまかり通ってるんですよ」とご夫妻は憤懣やるかたなし。
生き物に手をつけると条例違反で、2年の禁固刑+150,000ユーロの罰金刑を受けることになってしまうそうです。
「沼はきちんと手入れしてます。水についても違反しないように管理してます。政府は地球は危機に瀕してる、湿地は大事にしなくてはならないと言います。だからそうしてきました。そしたらこの判決です」とミシェルさん。
どうも今回の判決は “カエルの鳴き声” がうるさいということが争点になり下されたものらしい。
しかし、いくらなんでもカエルを生き埋めにしていいってことはないですよねえ〜。この話、このままでは終わらなさそうです。
念のため付け加えると、この沼はもともとあった自然の沼だそうです。
******* フランス人のつぶやき *******
「今日、自宅のプールに入り込んだカエルを助けた。そして、カエルが素敵な王子様に変身する映画を想像しながら、嬉しくなってカエルにキスしたら、どうやらアレルギーだったようで、唇が腫れ上がってしまった 」
VDM(Vie de Merde)より
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