暖炉とストーブ 4 [ノール=パ=ドゥ=カレ地方]
月曜日恒例の節約晩ご飯はお休みにして、シリーズを続けます。
寒い冬を暖かくしてくれる暖炉とストーブ。シリーズの最後は、フランス北部の田園地帯にあるお宅を訪ねます。
ここにも陶器のストーブがあります。但し、この地域では、古いストーブの修復ではなく新しいストーブが作られています。
下記写真をクリックして番組をご覧ください。(今回は画像の埋め込みができませんでした。写真をクリックすると新しいウィンドウが開いて番組を見ることができます。)(フランスのTV局TF1で2020年1月9日に放送)
映像が途切れ途切れになってしまう皆さん。どうも映像の読み込みと再生の速度がうまく噛み合ないのが問題のようです。解決策として、本編が始まったところで一旦ポーズボタンをクリックし再生を止め、映像を読み込むまでしばらく待ちます。ある程度映像を読み込んだところで、もう一度再生ボタンをクリックすると途切れずに見ることができるようになります。少し手間ですが試していただけると幸いです。
これがそのストーブ。前回とはまた趣が異なり、繊細な絵が施されています。
窓から外を眺めているのは2歳半になるオーバンくん。外に薪を取りに行ったお母さんの姿をじっと見つめています。
外の気温は4℃ほど。あのカゴは薪専用なんでしょうかね?
ここのお宅では馬を飼育しているようです。空からの風景はこんな感じ。カミーユさん、馬のお世話をしてから室内に戻りました。
早速、ストーブに薪を足します。
「壁に設置された家具みたいな感じです。部屋の一部になるわけですから、この雰囲気に合うような模様を選びました」とカミーユさん。
扉が大きいので中の炎がよく見えて冬の寒さを忘れさせてくれます。
お部屋が暖まった頃、ワンちゃんたちとお父さんが帰ってきました。
ストーブにはこんなものも付いています。そう、オーブン。今日はこれを使ってピッツァを焼くことになりました。
生地の上にのせるチーズは地元産のマロワル。少々臭いのきついウォッシュ系のチーズです。
「あのオーブンは、冷めた料理をもう一度温めたり、冷めないように中に入れておくこともできるんです」
なかなか便利ですね。しかも、パンを焼けばパン屋さんになったような気分も味わえます。
ピッツァの用意ができたので中に入れて焼きましょう。
この陶器製ストーブ、こちらの工房で作られました。全部が手作りだそうです。
一枚一枚焼かれて、一枚一枚職人さんの手で組み立てられます。そして、絵付けももちろん人間の手で行います。
「完成したストーブを見ると、作品がまた一つ出来上がったなあと思います」と絵付け師。
ストーブの絵柄は、お客様が決めるそうです。近くの海辺の町ブローニュ=シュル=メールの風景や、この地域伝統のボートの絵が人気だそうです。
この方がこの工房の社長さんです。32歳の青年実業家。
「そもそもこの地域は陶磁器の産地でしたから下地があります。それをストーブ作りに活かしました」
一方、こちらはカミーユさんのお宅。ピッツァが焼けたようです。家族でいただきます。
食後はストーブの前で家族団欒。ワンちゃんたちも一緒です。このストーブなら一晩中暖かいそうです。
終わり。
******* フランス人のつぶやき *******
「今日、教会の前にいたホームレスにバゲットをあげた。でもその人は、教会から子供達が出てくるのを待っていたパパだった」
VDM(Vie de Merde)より
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