アルプスの小さな村3 [ローヌ=アルプ地方]
昨日は、今年初の貸切露天風呂に入ってきました。もちろん源泉掛け流し。つくづく日本に温泉がいっぱいあってよかったなあと感じたのでした。
それはさておき、フランスアルプスにある小さな村を旅するシリーズも今回が最後。
サヴォワ県北東部にある小さな村ラ・マジュール(La Masure)を訪ねます。
下記写真をクリックして番組をご覧ください。(今回は画像の埋め込みができませんでした。写真をクリックすると新しいウィンドウが開いて番組を見ることができます。)(フランスのTV局TF1で2020年1月9日に放送)
映像が途切れ途切れになってしまう皆さん。どうも映像の読み込みと再生の速度がうまく噛み合ないのが問題のようです。解決策として、本編が始まったところで一旦ポーズボタンをクリックし再生を止め、映像を読み込むまでしばk、mらく待ちます。ある程度映像を読み込んだところで、もう一度再生ボタンをクリックすると途切れずに見ることができるようになります。少し手間ですが試していただけると幸いです。
家々の屋根には白い雪。静まり返った集落に、水の流れる音が聞こえてきます。
冬になると日差しがあるのは数時間だけ。寒そうなところですね。
でも人情には厚いとか。道で出会うとおしゃべりが始まります。ワンちゃんもこんな感じ。人懐っこいですね。
標高1200メートルの村ラ・マジュールの人口は60人ほど。人の数は少なくても賑やかな感じがします。
晴れた冬の日には、アルプスならではの雄大な眺めを堪能することができます。
そして村にはこんなものが今も残されていました。
「ここは家畜に水を飲ませたり身体を洗ったりした水場でした。もちろん住民が洗濯もしていました」
小さな路地にやってきました。
「上を見てください。家々の軒が交互に重なっています。おかげで道路に雪が積もらないようになっているんです。昔ながらの生活の知恵が今も残っているんです」とステファンさん。
この男性、10年前からラ・マジュール住み始めたそうです。
そのステファンさんが、村一番の長寿のイベットさんを訪ねました。お歳は86。お元気そうですが、さすがに冬はあまり外に出ないそうです。
一方、こちらの男性は木を使って作品を制作しています。その作品は村のあちこちに展示されているとか。
「これはカブですよ」
各お宅に看板みたいに作品が設置されています。この郵便受けも男性が制作したもの。ちょっとした家のミニチュアです。
作るの楽しそう。そしてそれを取り付けている村人たちもなんだか愉快ですね。
さて、先ほど村を案内してくれたステファンさんが礼拝堂に連れて行ってくれました。
中に入るとバロック様式の見事な礼拝堂になっていました。作られたのは18世紀。
「数年前から鐘が鳴らされるようになったんです。村に活気が出てきました」
ステファンさんは一年中この村で暮らすために、ご夫婦で民宿を始めたそうです。古い山小屋を改造して宿泊施設を増やすようです。
ラ・マジュールは元気いっぱいの村でした。
終わり。
******* フランス人のつぶやき *******
「今日、うちの店に雪用チェーンを配達しようとしていたトラックが雪で動けなくなった」
VDM(Vie de Merde)より
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