30ユーロで晩ご飯86 [お料理実践編]
月曜日は恒例の節約晩ご飯シリーズ。
30ユーロ以内で、4人分の晩ご飯をフルメニュー(前菜+メイン+デザート)で作ってもらいます。
今回は18世紀に貴族やお金持ちが食べていた料理を再現してもらいます。
チャレンジするのは、すでに17冊もの料理本を出版し、ラジオにも出演するなど地元ではよく知られるレジーヌさん。
フランス国王ルイ15世時代の料理ってどんな感じなんでしょう?
ではスタート。
下記のウィンドウの▸をクリックして番組をご覧ください。(フランスのTV局TF1で2020年1月18日に放送)
映像が途切れ途切れになってしまう皆さん。どうも映像の読み込みと再生の速度がうまく噛み合ないのが問題のようです。解決策として、本編が始まったところで一旦ポーズボタンをクリックし再生を止め、映像を読み込むまでしばらく待ちます。ある程度映像を読み込んだところで、もう一度再生ボタンをクリックすると途切れずに見ることができるようになります。少し手間ですが試していただけると幸いです。
大きなカゴを持った方がレジーヌさん。早速30ユーロを渡して材料を揃えていただきましょう。
やってきたのは市場にある八百屋さん。まずはジャガイモを入手。
当時は珍しい根菜で豚に食べさせていたそうです。人間が食べたら体に毒だと思われていました。
ちなみにそのジャガイモを広めたのが薬学や食物学に詳しかったパルマンティエという人物。18世紀後半のことです。
今ではフランス人の食卓には欠かせない野菜になりました。そのジャガイモの他にブロッコリーも購入。あの時代にブロッコリーってあったんですね。
さらにニンジン、レモン、根セロリも購入。レモンはまだエキゾティックな食べ物だったそうです。これが全部で4.36ユーロで残りは25.64ユーロ。
次は魚屋さんにやってきました。購入したのは、エイ!これが結構なお値段で10.47ユーロ。残りは15.17ユーロ。
そして乳製品のお店でトリュフ入りチーズを購入。庶民の口には入らず、富裕層の間で食べられていたそうです。これが5.99ユーロで残りは9.18ユーロ。
さらにりんご4個が1.08ユーロ、バターが2.50ユーロ、カカオが2.20ユーロで、手元に残ったのは3.40ユーロ、余裕でセーフ。
ではレジーヌさんのお宅で調理の開始。
まずは根セロリのスープを作るようです。
「ポンパドゥール夫人のレシピで作ります」
根セロリの皮をむきさいの目に切ったら、バターを溶かした鍋で炒めます。そこに水を注いで煮込みます。最後はミキサーでドロドロにします。
一方、ニンジンとリンゴはさいの目切りに、ブロッコリーは一口大くらいにバラバラにしてフライパンで炒めます。
次はメインの魚料理。エイはフライパンで火を通し、身をスプーンでそぎ取り、マッシュポテトの上に載せます。このマッシュポテトにはレモン汁がかけられています。
「当時は登場したばかりのレモンが大流行りで、何にでもかけていました」
最後はデザートのココア。18世紀はショコラ元年だったとか。
全部の料理ができたら、18世紀風にすべての料理をテーブルの端に並べておきます。
では、いただきましょう!
******* フランス人のつぶやき *******
「今日、冷めたココアを温めようと電子レンジに入れ、温まるのを待ったが、何も起こらない。それで気がついた。電子レンジではなく隣の戸棚にココアを入れていたことに・・・」
VDM(Vie de Merde)より
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