巨大インスタレーション [パリ]
東京の今年の冬はお天気が長続きしません。晴れたかなと思うとすぐにどんより曇った天気になる。
そうなると気分は下がり気味。寒い冬はカラカラ天気でもいいから日差しが欲しい・・・。
それはさておき、パリのロダン美術館では、あの庭に巨大なインスタレーションが展示されているそうです。

下記のウィンドウの▸をクリックして番組をご覧ください。(フランスのTV局France 3で2020年1月22日に放送)
映像が途切れ途切れになってしまう皆さん。どうも映像の読み込みと再生の速度がうまく噛み合ないのが問題のようです。解決策として、本編が始まったところで一旦ポーズボタンをクリックし再生を止め、映像を読み込むまでしばらく待ちます。ある程度映像を読み込んだところで、もう一度再生ボタンをクリックすると途切れずに見ることができるようになります。少し手間ですが試していただけると幸いです。
カーブを描くこの白いものは巨大な布でできています。
長さは約50メートル、高さは約12メートルにも及びます。
出来上がるのを見ていた人たちの目には何に見えるんでしょうか?
「美術館を増築するのかしら?」と女性。
「巨大な彫刻のようにも見えるけど・・・」とお隣の女性。
「貝殻に見えますよ」
「あそこで、コンサートか結婚式でもやるんじゃないですか?」
できあがった姿がこれ。
アメリカの芸術家ジュディ・シカゴの作品でタイトルは「The Female Divine」。女性の肉体を表しているのだとか。
中に入ると花柄の女性らしい絨毯が敷き詰められていました。
つい先日、ここでディオールの2020年春夏コレクションのショーが開催されました。
ジュディ・シカゴは、1970年代から、男女平等を訴えるフェミニストの活動家としても知られています。
「世界における女性の本当の地位は何か?これまでずっと繰り返し問われてきました。リーダーと呼ばれる人たちは皆、男性です。アメリカでも英国でもブラジルでもそうです」とそのご本人。
この方がこのインスタレーションを創り出した方だったんですね。
ディオールの方はといえば、マニッシュかと思いきや、見事にフェミニンな感じのドレスが次々に登場してきます。
このショーを手がけたのがマリア・グラツィア・キウリさん。
「私がディオールを担当することになった時、皆んなが驚きました。ディオールで芸術監督を女性で初めて任されたのが私だったんです。それまで全員が男性でした」
ショーは限られた招待客だけのものでしたが、会場となったこのインスタレーションは1月26日の日曜日まで一般に公開されているそうです。入場料は12ユーロ。
******* フランス人のつぶやき *******
「今日、初めての女の子を出産しようとしている最中に、うちの夫は、どうやって娘を元カノたちと同じ名前にならないようにできるか必死で考えていたらしい」
VDM(Vie de Merde)より
コメント 0