30ユーロで晩ご飯87 [お料理実践編]
月曜日は恒例の節約晩ご飯シリーズ。
30ユーロ以内で、4人分の晩ご飯をフルメニュー(前菜+メイン+デザート)で作ってもらいます。
今回チャレンジしてくれるのは、サヴォワ地方にあるホテルレストランHotel La Bouitteのシェフ。ホテルは5つ星、レストランはミシュラン3つ星。
サヴォワ地方にふさわしいカロリーたっぷり(汗)の料理を作ってくれるようです。
ではスタート!

下記のウィンドウの▸をクリックして番組をご覧ください。(フランスのTV局TF1で2020年1月25日に放送)
映像が途切れ途切れになってしまう皆さん。どうも映像の読み込みと再生の速度がうまく噛み合ないのが問題のようです。解決策として、本編が始まったところで一旦ポーズボタンをクリックし再生を止め、映像を読み込むまでしばらく待ちます。ある程度映像を読み込んだところで、もう一度再生ボタンをクリックすると途切れずに見ることができるようになります。少し手間ですが試していただけると幸いです。
標高1500メートルの山の中にあるホテルレストランの屋根には白い雪。厨房では料理人が忙しく動き回っています。父のルネさんと息子のマキシムさんが守り続けている厨房です。
本日のチャレンジャーはその息子さんの方。30ユーロを渡したら車で近くの町まで買出しに出発。
まず立ち寄ったのがこちらのお店。ここでは地元のチーズ “ルブロション” と辛口の白ワインを購入。合計で12.80ユーロ、残りは17.20ユーロ。
どうやらメインの料理はフォンデュのようです。
次にやってきたのがパン屋さん。パンデピス、ブリオッシュ、ビッグサイズの丸いパンを購入。これが全部で3.80ユーロ。
残り13.40ユーロを手に八百屋さんにやってきました。
菊芋、玉ねぎ、じゃがいも、リンゴ、シブレットを購入。シブレットは八百屋さんがタダにしてくれました。いい人ですねえ〜。で、合計すると5.75ユーロ、残りは7.65ユーロ。
お隣のお店でドライフルーツを購入。オレンジ、プルーン、干しぶどうで2.30ユーロ、残りは5.35ユーロ。
最後にスープ用にベーコンの厚切りを3枚購入。これが4.50ユーロ。手元に残ったのは、0.85ユーロでセーフ。ではレストランの厨房で調理の開始。
まずは前菜の菊芋のスープから。
菊芋は皮をむき刻んでおきます。玉ねぎはみじん切り、ベーコンは5ミリほどの厚さにスライスします。鍋にバターを溶かし玉ねぎを炒めたら、菊芋と水を加え煮込みます。火が通ったらミキサーでドロドロにします。香りが出るように前もって炒めておいたベーコンをボールの底に置いたら菊芋のスープを注ぎ入れ、グリルしたパンをトッピンクしたら出来上がり。
次はデザート。サヴォワ地方のファルソンという焼き菓子を作ります。
リンゴとじゃがいもは皮をむきスライサーでおろしボールに入れておきます。
「デザートにじゃがいもを入れるなんて変ですね」とレポーターさん。
「皆さんにとっては変でしょうけど、サヴォワ地方では朝から晩までじゃがいもを食べてますから普通ですよ」とマキシムさん。
おろしたリンゴとじゃがいもにブリオッシュとパンデピスをちぎり入れ、ドライフルーツと玉子を加えて混ぜ合わせます。これをオーブンに入れて焼いたら出来上がり。
最後はメインのフォンデュ。
「これはルブロションを美味しく食べるために父と私が発明した料理なんです」とマキシムさん。
フォンデュならスイスでも作られていますが、このフォンデュは一味違います。
まず丸いパンの頭をスライスして取り除きます。パンの身も取り除いておきます。
フライパンに白ワインを入れ、一口大に切ったルブロションを入れ溶かします。これをパンの中に入れ、刻んだシブレットを散らし蓋をしたら出来上がり。
さあ、熱いうちに食べましょう!あの小さいじゃがいもにチーズをたっぷりつけていただきます。
最後にあのパンも全部食べてしまうんでしょうね。
******* フランス人のつぶやき *******
「今日、彼がどんな愛称で呼ばれたいかと聞くので、『そうねえ、ディズニーの映画によく出てくるPで始まる名前がいいなあ』と言ったら、彼が言った。『ポテト姫?』バカ、プリンセスだったのに・・・」
VDM(Vie de Merde)より
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