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漁場とブレグジット [トピックニュース]

 地中海クルーズ中の客船が、コロナウィルスの影響でローマの港に足止めになっているそうです。

 マカオから乗船してきた50代の中国人女性が肺炎を疑われて隔離されているとか。当然、全乗客が下船することを禁じられています。

 医師3人が派遣され検査を行った結果、コロナウィルスではなかったことがわかっているそうですが、もう1日様子を見て、どうするかローマ市長が決めるそうです。

 あちこち影響が出てますねえ〜。

 さて、今日から2月になりました。そして英国がEUから離脱しました。

 これから約1年は、その後の関係を決定するため24か国の加盟国と交渉が行われるそうです。

 この英国の離脱で心配しているのはノルマンディやブルターニュ地方の漁師さんたち。なぜかといえば・・・。

Paris_Lorient.jpg


下記写真をクリックして番組をご覧ください。(フランスのTV局TF1で2020年1月30日に放送)

映像が途切れ途切れになってしまう皆さん。どうも映像の読み込みと再生の速度がうまく噛み合ないのが問題のようです。解決策として、本編が始まったところで一旦ポーズボタンをクリックし再生を止め、映像を読み込むまでしばらく待ちます。ある程度映像を読み込んだところで、もう一度再生ボタンをクリックすると途切れずに見ることができるようになります。少し手間ですが試していただけると幸いです。

pecheurs.jpg

 漁を終えた漁船が続々と港に戻ってきました。その半分が英国の海域からの帰りです。つまり英国の海で漁をしているということ。

 英国がEUを離脱するとなると、その海域での漁は続けられなくなる可能性があります。

 何か別のニュースで言っていましたが、魚がいるのは英国の海で、フランス側にはいないとか。

 漁師のマリオさんは、これからは英国の海には行かず、もっぱら南に下った辺りの海で漁をするつもりらしい。

 「漁獲高は徐々に減っています。あちらの海で漁ができなくなったら、さらに減ります。そうなったらどうしようもありません」と別の男性。

 ブルターニュ地方には約5,000人の漁師がいますが、そこから発生する雇用は20,000人にもなります。

 ブレグジットとともにこれらの雇用にも影響が及ぶと最悪の事態になりかねません。

 直接的な影響を受けるのは、このような魚の加工工場です。

 「英国からの魚がなくなったらどうなってしまうのかと、ついつい考えてしまいます。うちは多分やっていけないでしょう。一ヶ月に取り扱っている魚の60%が英国からのものですkらね」と工場の方。

 あとはフランスと英国の交渉しだいということになりそうです。

 それにしてもあの海域の魚のほとんどが英国側にいるとはねえ。ボリス・ジョンソン、どんな手に出てくるのか・・・。


******* フランス人のつぶやき *******

「今日、水槽の中の金魚が、私が歌うたびに水槽のガラスに突進してくることに気がついた・・・」

VDM(Vie de Merde)より


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