30ユーロで晩ご飯88 [お料理実践編]
月曜日は恒例の節約晩ご飯シリーズ。
30ユーロ以内で、4人分の晩ご飯をフルメニュー(前菜+メイン+デザート)で作ってもらいます。
今回はブルターニュ地方のクレープ屋さんが挑戦してくれます。
折しも2月2日の昨日は、キリスト教の聖燭祭と呼ばれるお祝いの日で、クレープを食べる習わしがあります。
ではスタート!
下記写真をクリックして番組をご覧ください。(フランスのTV局TF1で2020年2月1日に放送)
映像が途切れ途切れになってしまう皆さん。どうも映像の読み込みと再生の速度がうまく噛み合ないのが問題のようです。解決策として、本編が始まったところで一旦ポーズボタンをクリックし再生を止め、映像を読み込むまでしばらく待ちます。ある程度映像を読み込んだところで、もう一度再生ボタンをクリックすると途切れずに見ることができるようになります。少し手間ですが試していただけると幸いです。
こちらはブルターニュ地方のクレープ屋さん。数々の賞を受賞しているカトリーヌさんのお店です。
30ユーロでクレープ尽くしの晩ご飯を作っていただきましょう。
やってきたのはオーガニック専門店。まずはそば粉を入手。前菜からデザートまでそば粉のクレープ(ブルターニュ地方ではガレットという)で作ります。500gで1.74ユーロ。
次は玉子にヤギの乳。ヤギの乳は乳脂肪が高いので美味しいクレープになるそうです。これで生地の材料は揃いました。
次は、デザート用にリンゴと梨、メイン料理用にはマーシュとエメンタールチーズ、前菜のソース用に生クリーム、そしてコリアンダーと塩分少なめのバター。
以上全部を合計して20.20ユーロ、残りは9.80ユーロ。
次に向かったのがお肉屋さん。地元産のハムを購入。美味しそうですねえ〜。さらにゲムネ産アンドゥイユのスライスを4切れ購入。これが4.82ユーロで残りが4.98ユーロ。
最後に魚屋さんでトラウト一尾とレモン1個を購入。これが4.20ユーロで残りは0.78ユーロ。
これでお買い物は終了です。予算内で収まりました。ではお店の厨房に戻って調理の開始。
まずは生地を作り。
そば粉500gに塩・コショウと玉子一個を入れて混ぜ合わせます。次に山羊乳と水をそれぞれ500cc加え、さらに混ぜ合わせます。これくらいになったら完成です。サラサラでも硬すぎてもダメ。この生地作りは簡単ではないと聞きます。
生地ができたら前菜を作ります。
まずはクレープを焼いてから具を作ります。トラウトは3枚におろし適当なサイズに切り、レモンの皮とコリアンダーと生クリームを加えてミックスします。これをクレープの間に挟んで海苔巻き状に、もう一つはどら焼き状にして盛り付けたら出来上がり。
次はメイン。カトリーヌさん風にアレンジしたガレット・コンプレット(具が玉子、ハム、チーズ)を作ります。
まずは生地を焼きます。玉子は目玉焼きではなくオムレツに。ハムとチーズはさいの目に切って、オムレツの上にのせて火を通します。これをガレットで包んでアドゥイユと一緒に串で止めます。個性的なガレット・コンプレットが出来上がりました。
最後はデザート。
洋ナシを赤ワインで煮たら、スライスしたリンゴののったガレットの真ん中に置いて出来上がり。リンゴにはカラメルソースがかけてあったかも。
これでクレープづくしの晩ご飯が出来上がりました。
******* フランス人のつぶやき *******
「今日、朝の1時に作っておいたクレープ生地にケイタイを落とした。しかも、朝の10時になってケイタイのアラームが鳴って初めてそのことに気がついた」
VDM(Vie de Merde)より
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