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ルスキーユ [ラングドック=ルシヨン地方]

 フランスの美しい通りをさまよっているうちに、東京地方は急に寒くなりました。

 夜、外を歩くと鼻の頭が冷たくなってきます。本当はこれくらい寒いのが冬なのですよねえ〜。

 それはさておき、今日は甘いお菓子のお話です。

 スペインとの国境に近いフランスのカタルーニャ地方には、ルスキーユ(rousquille)という名の白くて甘いお菓子があるそうです。

Paris_AmelieLBP.jpg


下記写真をクリックして番組をご覧ください。(フランスのTV局TF1で2020年2月5日に放送)

映像が途切れ途切れになってしまう皆さん。どうも映像の読み込みと再生の速度がうまく噛み合ないのが問題のようです。解決策として、本編が始まったところで一旦ポーズボタンをクリックし再生を止め、映像を読み込むまでしばらく待ちます。ある程度映像を読み込んだところで、もう一度再生ボタンをクリックすると途切れずに見ることができるようになります。少し手間ですが試していただけると幸いです。

rousqille.jpg

 こちらがそのルスキーユ。

 お菓子屋さんの店先に並ぶ、この真っ白なお菓子をお客様が買っていきます。

 「お店に来るたびにこれを買って帰ります。伝統のお菓子ですからね。家族に食べさせたり、自分でも少しいただきますよ」と女性客。

 「地元では誰もが知ってるカタルーニャのお菓子ですよ。とっても美味しいのよ」と別の女性。

 そんな人気のお菓子って、どんな風にして作られるのでしょう?お菓子屋さんの厨房を訪ねました。

 まずは、砂糖、小麦粉、脂肪分を混ぜ合わせて生地を作ります。企業秘密であまり詳しいことは教えてくれません。

 できた生地で丸く型を取り、あまり膨らみすぎないように真ん中をへこませます。

 昔は真ん中に穴が空いていました。なんだかドーナツみたいですね。

 これをオーブンに入れて焼くとこんな感じになります。

 この素朴なルスキーユを洗練されたルスキーユに変身させたのが、この町のお菓子屋さんでした。今から200年も前のことです。

 その方法は、全体をお砂糖でコーティングすること。

 「冷たくならないうちに作業を済ませなくてはなりません。冷えてしまうと固まるので修正が効かないんです」と女性。

 こちらの工房では、毎日600個のルスキーユが作られるそうです。イートインのスペースも設けられていて、出来立てをコーヒーと一緒に食べることができます。

 「大量生産の物とは味が違っているのに驚きました。手作りは口当たりが優しいですし、いい香りがします」と男性客。

 「コーヒーにとってもよく合うんですよ」と別の男性。

 確かに、濃いめのコーヒーとルスキーユはこの上なく美味しそう!


******* フランス人のつぶやき *******

「今日、幼友達とばったり出会って、カフェで一杯やることになった。唯一の問題は、そいつが僕のことを憶えていないこと[あせあせ(飛び散る汗)]

VDM(Vie de Merde)より


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