熊まつり [ラングドック=ルシヨン地方]
近くの公園の梅園で梅まつりが始まりました。
開始直後の平日の午前中に横切った時は、見学の人はあまりおらずのんびり状況確認できました。
半分くらい花が開いて梅の香りも漂い始めていました。2月一杯まで楽しめそうです。
そして、もう1ヶ月もすると桜の開花はいつ頃だ?なんて話題が飛び出すことになります。
今週末はお天気が崩れるようですが気温は高め。このまま寒の戻りもなく春になってくれるのかな?
フランス南部ピレネー=オリアンタル県では、毎年この時期になると冬を追い払うために熊まつりが開催されるそうです。
下記写真をクリックして番組をご覧ください。(フランスのTV局TF1で2020年2月10日に放送)
映像が途切れ途切れになってしまう皆さん。どうも映像の読み込みと再生の速度がうまく噛み合ないのが問題のようです。解決策として、本編が始まったところで一旦ポーズボタンをクリックし再生を止め、映像を読み込むまでしばらく待ちます。ある程度映像を読み込んだところで、もう一度再生ボタンをクリックすると途切れずに見ることができるようになります。少し手間ですが試していただけると幸いです。
熊とはこの方。とりたてて怖そうな感じはしませんが、村人たちは皆遠巻きにしています。
というのも、一度捕まるとこんなことになってしまうからです。顔が真っ黒。
そう言われると似たようなお祭りが日本にもありましたっけ。
捕まえ方がかなり豪快。女性の顔がこんなことになってしまいました。
でも、ちっとも苦痛ではなさそう。なにしろ、熊に顔を黒く塗られるのは名誉なことらしい。
今度は男性も黒く塗られてしまいました。
「黒く塗られるのは、ある意味 “勝利” ですから満足です」と男性。
それにしても激しいですね。
このお祭り、きちんとした順序があります。
熊役は全部で3人いますが、その頂点に立つのがこの方。羊の皮で作った毛皮に身を包みます。
この村には立派な城壁があるようです。あのヴォーバンが作ったこの城壁で熊役に任命式が行われます。
熊役には11人も応募があったそうです。競争率は4倍。
この熊の目的は、子羊つまり若い女性を捕まえること。
猟師が発砲しながら熊を追いかけますが時すでに遅し。熊は村の入り口に達していました。
そこで登場するのが、白い服に白い顔をした床屋。
この床屋が、それぞれ3人がかりで熊を捕まえ、ひげをそるかのように毛皮を剥ぎ取ります。
かくして熊はいなくなり、村に平和が戻ります。
最後は、みんなで輪になり音楽に合わせてダンス。
間もなく各地でカーニバルが開催されますが、このお祭り、その先駆けのようなものでした。
******* フランス人のつぶやき *******
「今日、カーニバルで女装した。ばったり学校の先生に出くわしたが、僕だとは気づかなかったようだ。なにしろデートに誘われたから 」
VDM(Vie de Merde)より
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