愛の村 [フランシュ=コンテ地方]
2月14日はバレンタインデーでした。
今年はコロナウィルスの陰に隠れて、あまり話題にならなかったような気もしますが、職場ではチョコレート漬けみたいになっておりました。
どうもこの日は好きな人にチョコレートを渡すではなく、みんなでチョコレートを食べる日になってるような気がしてなりません。
さて、そんな2月14日に、おあつらえ向きの小さな村がフランスにあります。
下記写真をクリックして番組をご覧ください。(フランスのTV局TF1で2020年2月14日に放送)
映像が途切れ途切れになってしまう皆さん。どうも映像の読み込みと再生の速度がうまく噛み合ないのが問題のようです。解決策として、本編が始まったところで一旦ポーズボタンをクリックし再生を止め、映像を読み込むまでしばらく待ちます。ある程度映像を読み込んだところで、もう一度再生ボタンをクリックすると途切れずに見ることができるようになります。少し手間ですが試していただけると幸いです。
それがこのハートの村サン=タムール=ベルヴュ(Saint-Amour-Bellevue)。
サン=タムールだけでもすでに甘い恋の香りがするのに、ベルヴュ(美しい眺め)までくっついて盛り盛りです。
ボジョレー地区のちょうど入り口に位置する小さな村には、いたるところにハートがあります。
ブドウ畑にも、住宅の門にも、さらに車にも。
おまけに靴下にまでハートがあります。靴下の主はこの方でした。
「ここは毎日がバレンタインデーですよ」
ということは、いつもこんな飾り付け?バレンタインデーに限ったことではなさそうです。
そして、通りを歩けばカップルにも出会います。
人口550人の小さな村の熟年カップルがこちら、ジョゼットさんとロゼさん。
二人は64年前に村の教会で結婚しました。以来、ずっと二人は一緒。何一つ変わっていません。
「孫がうちにご飯を食べに来たいと言うんですよ。どうしてかというと夫婦喧嘩をしないからだそうよ」とロゼさん。
本当に仲がいいんですねえ〜。ごちそうさまでした。
さて、サン=タムールはワインの産地でもあります。フルーティーで愛がいっぱいのお味だそうです。
バレンタインデーのテーブルに1本置いておきたいワインですね。若い人に人気にだそうです。
一方、こちらのレストランではディナーの準備で大忙し。バレンタインデーの予約で満席だそうです。
そして、先週末はフランス各地からやってきた10組ほどのカップルが村の教会で結婚式を挙げたそうです。
******* フランス人のつぶやき *******
「今日、友達と口論になった。私が、バレンタインデーに恋人がいたためしがないと言うと、彼女が言った。『でもさ、あんたっていつだって恋人いないじゃん』」
VDM(Vie de Merde)より
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