ニースのカーニバル2020 [コート・ダジュール地方]
新年が明けて間もなく、日本はコロナウィルスの嵐に巻き込まれて、どうもパッとしません。ボロくじ引いてしまいましたねえ〜。
得体の知れないウィルスの感染力があまりに強いので恐怖を感じますが、結局、忌み嫌うような恐ろしいウィルスではなく、インフルエンザと大して変わらないものなのかもしれません。
気になるのは、このウィルスに効く薬がまだできていないこと。できるだけ早く開発されることを願います。
さて、フランスもコロナウィルスと無関係ではありませんが、例年通り各地でカーニバルが開催されています。寒い冬がホットな季節になってきました。
イベント延期や中止で気持ちが下降気味の私達ですが、ニースの花まつりを見れば少し気分転換になるかもしれません。
下記写真をクリックして番組をご覧ください。(フランスのTV局TF1で2020年2月20日に放送)
映像が途切れ途切れになってしまう皆さん。どうも映像の読み込みと再生の速度がうまく噛み合ないのが問題のようです。解決策として、本編が始まったところで一旦ポーズボタンをクリックし再生を止め、映像を読み込むまでしばらく待ちます。ある程度映像を読み込んだところで、もう一度再生ボタンをクリックすると途切れずに見ることができるようになります。少し手間ですが試していただけると幸いです。
いよいよニースのカーニバルが始まりました!
春を感じさせる色とりどりの花。しかも気前よく沿道の人たちに振る舞われます。
今年で186回目という由緒あるカーニバルです。
「おとぎの世界みたいでキレイですねえ。素晴らしい作品です」と男性。
「お花、衣装、それにお化粧もすごく素敵!」と女性。
15台ほどの花車が見物客の前をパレードしていきます。500人ほどのアーティストの手で作られた花車、見事ですね。
それに可愛い衣装に身を包み、沿道の人たちにお花を配るのも楽しそう。
「大人から子供までたくさんの人たちが集まってくれるカーニバルに参加できてとっても嬉しいです」とコリーヌさん。
これだけの花車のパレードは世界でも珍しいせいか、世界各地から観客が集まってきます。
「去年はコリウールでバカンスを過ごしたのですが、今年はニースに行ってみようということになったんです。いい雰囲気で楽しんでいます」と女性。
最後は花車を飾っていたお花も観客にプレゼントされます。せっかく作った作品がなくなってしまうようでちょっと残念ですが、見るだけではつまらない、やっぱりお花を手に取ってみたいですね。そうじゃないと盛り上がりません。
そんな花車の制作現場を見てみましょう。3週間ほど続くカーニバルのために全部で25人の花屋さんが忙しく動き回っています。
「上がったり降りたり、お花のバランスがいいかどうか確かめながらの作業でヘトヘトです」と女性。
3〜4人で一つの花車を作ります。創造力を活かして自分たちらしいデザインに仕上げます。
こうして作られた花車がニースの大通りをパレードしていきます。
お花を配る女性たちの衣装をデザインする人たちは全部で5人。どれもキュートな衣装ですね。
カーニバルは今月29日まで。
******* フランス人のつぶやき *******
「今日、高校でカーニバルが開催された昨日、ある生徒になぜ欠席したのか聞くと、その子が言った。『ちゃんと出席しました』この生徒、透明人間に扮装したのだそうだ」
VDM(Vie de Merde)より
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