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小さな村の日時計 [ローヌ=アルプ地方]

 日本で、コロナウィルスは27℃くらいで死滅してしまう、だからお湯を飲むといい、などというデマが広まっていた時期がありましたが、それとそっくり同じデマがフランスでも広まっていてちょっと驚き。

 それが日本語の文面をそっくりそのままフランス語に訳したような文面なのです。

 最初にこの日本語のデマを知ったのが2月末ごろで、ジムでよく会う高齢の女性が、友人がラインで教えてくれたとか言いながら見せてくれたのでした。

 その時は、へえ、お湯を飲んでいれば大丈夫なんだ、なんてホッとしたもんでした。すぐにデマだとわかってがっかり。よく考えたらそんなことありえませんよねえ〜。

 一体、なんのためにこんなデマを流しているのやら。しかもわざわざフランス語にまで訳して。謎です。

 さて、今日は、フランスアルプスの麓にある小さな村のお宝を見に行ってみましょう。

Paris_Briancon.jpg

下記ウィンドウの▸をクリックして番組をご覧ください。(フランスのTV局TF1で2020年3月6日に放送)

映像が途切れ途切れになってしまう皆さん。どうも映像の読み込みと再生の速度がうまく噛み合ないのが問題のようです。解決策として、本編が始まったところで一旦ポーズボタンをクリックし再生を止め、映像を読み込むまでしばらく待ちます。ある程度映像を読み込んだところで、もう一度再生ボタンをクリックすると途切れずに見ることができるようになります。少し手間ですが試していただけると幸いです。

cadranheure.jpg

 ここは標高1200メートルのところにある村ブリアンソン(Briançon)。

 この村の建物の中にお宝が隠れています。それがこの日時計です。

 「ブリアンソンは一年のうち300日が晴れの日なんです。それで、人々は村の広場や教会の壁に日時計を取り付けたんです」と、日時計のあるアルム広場でお店を経営している男性。

 日時計が作られ始めたのは18世紀のことでした。その頃は4つあったそうです。

 そのうちの二つが向かい合うようにアルム広場に作られました。おかげで住民たちは1日の時間がよくわかったそうです。

 「あちらの日時計は1876年に作られました。ここには『人生は影のように逃げていく』とラテン語で書いてあります」と女性。

 さらにこちらには違ったタイプの日時計があります。普通の時計のように針が取り付けられています。装飾を施した針の影が時間を刻むようです。

 ここから少し離れたところの教会の壁には、村で一番古い日時計があります。

 「普通の時計と違って、左側が午前で6時から始まります。そこから30分刻みで矢印が描かれています。右側が午後になりますが、ちょうど今は午後2時くらいということになります」

 日のあるうちにしか時間は測れないせいか、午後は3時で終わってますね。

 ブリアンソンのお隣の村にも日時計があります。これはルイ15世の時代の様式ですが、最近になって修復されたものです。

 そしてこの村には1980年代に近代的な日時計があちこちに設置されました。

 そして一番新しいのがこちらの日時計。文字盤が算用数字になってます。2009年に作られました。

 地元に根付いた伝統を現代に継承していこうという機運が高まっているようです。


******* フランス人のつぶやき *******

「今日、小学1年生に掛け時計の時間の見方を教えた。1時間後、生徒に時間を尋ねられて、思わず携帯を取り出し時間を見てしまった [あせあせ(飛び散る汗)]

VDM(Vie de Merde)より


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