国境 [トピックニュース]
昨日の東京は寒い一日になりました。
途中、あったかい日もあったり、春間近なんて思ったりで、少々武装解除していたせいか寒さが身にしみました。
こうやって寒い日と暖かい日が交互にやってきて少しずつ暖かくなって、あの酷暑がまた巡ってくるのかなと今から心配です(笑)。
さて、日本製インフルエンザ薬「アビガン」がコロナウィルス治療に有効性があるというニュースを見つけてちょっとばかり明るい気持ちになってきました。しかも感染者の増え方が少し少なくなってきました。
一方、欧州は各国が次第に厳しい対策を講じるようになってきました。あれだけ感染者が増えると無理もありません。
国境を閉めるなどということがあってはならないと言われているフランスとドイツですが、そうもいかなくなりました。
ではその国境ではどんなことが起きているんでしょう?
下記写真をクリックして番組をご覧ください。(フランスのTV局TF1で2020年3月16日に生放送)
映像が途切れ途切れになってしまう皆さん。どうも映像の読み込みと再生の速度がうまく噛み合ないのが問題のようです。解決策として、本編が始まったところで一旦ポーズボタンをクリックし再生を止め、映像を読み込むまでしばらく待ちます。ある程度映像を読み込んだところで、もう一度再生ボタンをクリックすると途切れずに見ることができるようになります。少し手間ですが試していただけると幸いです。
ここはストラスブールからすぐの国境です。ライン川の向こうがドイツ。
3月16日月曜日の朝8時から、ドイツとフランスの国境を自由に行き来することはできなくなりました。
仕事でドイツに行く人やドイツに住んでいる人たち以外はフランスに戻されます。
「フランスに戻ってください」と警官らしき人物。
ストラスブール市民はよくドイツにタバコを買いに行っているとか。しかし、そんなことはしばらくできなくなりました。
通勤や物流はこれまで通りで変わりありませんが、市民の間では少々混乱が起きているようです。
「私は通れると思いますがね。こういうことをするなんていただけませんねえ」とフランス人男性。
「なんかとても妙な感じです。何度もドイツに行って帰ってくるのが普通ですからね」とフランス人女性。
「もっと早くやるべきだったと思いますよ」とドイツ人女性。
「朝はトラムに乗ってドイツに入りましたが、帰りは歩いて橋を渡らなければなりません」とフランス人女性。
実は、フランスからドイツに向かうトラムはこの朝の便が最後でした。8時以降、運転を続けることができなくなったのです。
検問を受けているのは車だけではありません。徒歩や自転車も同じ。
ドイツとフランスを分けて流れるライン川。このライン川に架かる橋がヨーロッパ橋(Pont de l’Europe)。トラムも人もこの橋を渡ってドイツに入国しています。とは言っても、ストラスブールの人たちにとってはドイツに入国するという意識はないのかもしれません。
今のところ国境で制限を設けているのはドイツ側のみで、フランスは通常のままだそうです。
******* フランス人のつぶやき *******
「今日、国境を通過しようとして税関に2時間半も止められた。なにしろ、カバンに12キロのハムやソーセージを入れていたからねえ」
VDM(Vie de Merde)より
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