外出禁止の街1 [アキテーヌ地方]
昨日、お伝えしたように、フランスでは都市部から別荘のある田舎に避難してくる人たちが問題になっています。
地域の医療センターの理事長が、そういう人々がウィルスを運んでくるのだと、怒りを込めて発言しました。
すでにその中の何人かが、感染者に特有の症状を訴えて病院にやってきたとも述べています。この人たち、やっぱり自宅にいるべきでしたねえ。
さて、フランスのTV局TF1週末のニュースでは、外出禁止になったフランスの都市ボルドーを空から見た映像を紹介していました。

下記写真をクリックして番組をご覧ください。(フランスのTV局TF1で2020年3月21日に放送)
映像が途切れ途切れになってしまう皆さん。どうも映像の読み込みと再生の速度がうまく噛み合ないのが問題のようです。解決策として、本編が始まったところで一旦ポーズボタンをクリックし再生を止め、映像を読み込むまでしばらく待ちます。ある程度映像を読み込んだところで、もう一度再生ボタンをクリックすると途切れずに見ることができるようになります。少し手間ですが試していただけると幸いです。
朝8時半、ガロンヌ側にかかるアキテーヌ橋。
いつもなら1時間の間に12,000台の車が走るほどの混雑ですが、この日はご覧の通り、いつもの4分の1ほどしか走っていません。
「いつもなら45分ほどかかるんですが、今日は20分くらいで来られました」と運転手。
セルフのガソリンスタンドで女性に会いました。
「なんだか一人ぼっちになったようで、変な気分です。不安にもなりますね」と女性。
足場で囲まれた修復中の教会も作業員の姿はありません。
こちらは近代的な作りのジャク・シャバン=デルマ橋。川を行く船の姿もありません。
「車の交通量が少ないので安全ですよ。こんな状況下ですがホッとします」と男性。
いつもなら大勢のビジネスマンが急ぎ足で往来しているはずのペ・ベルラン広場。人の姿はありません。
建物はといえば、窓を開けてバルコニーに出ている人があちこちに見受けられます。外出禁止のストレスを解消するにはこの方法が一番です。
川岸に続く遊歩道を歩く人もいません。いつもはこんな感じで、大勢の人が散策しています。
こちらは市が運営する公園です。責任者の方が仕事中でした。
「メンテナンスのために数人が仕事をしてます。ここには動物もいますから面倒を見なくてはなりません」
一方、こちらは有数のショピング街サント=カトリーヌ通り。いつもはこの賑わいですが、今は数えるくらいの人しか歩いていません。
ちょっと寂しいですが、ここは我慢のしどころです。
******* フランス人のつぶやき *******
「今日、コロナウィルスのせいでフランスは外出禁止になった。つまり家にいなくてはならないわけだ。やったあ〜、ずっと夢見ていた生活。しかし、残念ながら僕のような公務員は出勤しなくてはならないらしい
」
![[もうやだ~(悲しい顔)]](https://blog.ss-blog.jp/_images_e/143.gif)
VDM(Vie de Merde)より
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