外出禁止の街5 [ローヌ=アルプ地方]
テレワークは想像以上に快適です。
電車に乗って通勤しなくてはならないことにストレスを感じていた自分に気付かされます。
こうなると、もう通勤電車に乗りたくない。
この状況が1週間やそこいらで終わるとも思えませんから、しばらくはテレワークが続くことになるでしょう。
続いたら続いたでまたちょっと問題ですが、ここが我慢のしどころなんでしょうね。
こうなったら早く治療薬を見つけていただくしかありません。
さて、本日の外出禁止の街はフランス有数のリゾート地アヌシー(Annecy)です。

下記のウィンドウの▸をクリックして番組をご覧ください。(フランスのTV局TF1で2020年3月26日に放送)
映像が途切れ途切れになってしまう皆さん。どうも映像の読み込みと再生の速度がうまく噛み合ないのが問題のようです。解決策として、本編が始まったところで一旦ポーズボタンをクリックし再生を止め、映像を読み込むまでしばらく待ちます。ある程度映像を読み込んだところで、もう一度再生ボタンをクリックすると途切れずに見ることができるようになります。少し手間ですが試していただけると幸いです。
アルプスのベニスと呼ばれるアヌシー。街全体が眠りについたかのように静かです。
いつもなら、たくさんの観光客を乗せた観光ボートが行き交う運河も沈黙しています。
元気なのは鳩と野良猫。猫の足音が聞こえてきそうです。
湖の観光船はしばらく動きそうにもありません。有名なアムール橋はご覧の通り渡る人の数もまばら。
「なんとも妙な光景です」と女性。
「観光客が消えてしまって、私たちだけって感じです。トレーニングするには好都合ですけどね」と男性。
冬が終わって春になりかけた頃のアヌシーは大勢の人で賑わうのが普通ですが、今年はご覧の通り閑散としています。
でも、閑散としているからこそ、改めて美しい街だなあと思ってしまう。
いつも漁師さんたちを困らせていた観光客の操縦する小型ボートは、きれいに並んで止まったまま。
白鳥ものびのびを湖の散策を楽しんでいます。そして人間たちもジョギングで身体を動かしています。
これくらいは許されるんでしょうか?時々は身体を動かさないと免疫力が落ちてしまいますもんね。
「普段は湖なんてあまり気をつけて見ることなんてないんですが、思わず細かいところまで眺めてしまいます」と女性。
「人のきゃあきゃあいう声が響き渡るのではなく、この静けさが嬉しいですね」と男性。
山道を上ってみましょう。いつもならサイクリングを楽しむ人たちの声で賑やかなのですが、聞こえてくるのは野鳥のさえずりだけ。
外出禁止のおかげで、フランス有数のリゾート地の自然の姿がよく見えてくるのでした。
******* フランス人のつぶやき *******
「今日、車を運転していると前の車が左折禁止の道を左折しそうになったので、慌ててクラクションを鳴らしてやった。すると前の車がバックしてきて三人の男が降りてきた。それは警察の覆面パトカーだった。で、結局、私はクラクションの使いすぎで罰金を取られた
」
![[もうやだ~(悲しい顔)]](https://blog.ss-blog.jp/_images_e/143.gif)
VDM(Vie de Merde)より
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