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外出禁止の街6 [ノルマンディー地方]

 日曜日恒例の週末旅は放送がなかったのでお休みです。

 毎日、ネットでコロナウィルスの感染状況をチェックするのが習慣になってしまいました。

 国内の県別状況を見ると、「感染者数」ではなく「患者数」になっていてあれ?って感じなのですが、それはおいといて、ほとんどが都市部に集中しているのがよくわかります。

 九州、四国、東北は大したことないですね。だからって油断してはいけないのでしょうけど、ほとんどが首都圏と愛知、大阪、兵庫に集中してます。

 “コロナ疲れ” なんて言い始めた矢先の感染者急増。東京の住人として、なんとなく外の空気がピリピリした感じに思えます。

 しかし、年の頃は50か60くらいのおばさんたちが5、6人集まって「密閉した場所はいけないんだって」、「それにお酒もダメらしいわよ・・・」などと話している。おしゃべりしているうちに興奮してだんだん声が大きくなる。

 呆れて、あんたたちが一番危ないでしょ、って言いたくなってしまうのでした。飛沫が危ないってあれだけ言われてるのに何考えてるんだ!もっと自覚を持て!

 コロナウィルスには、人間の客観性と忍耐力を問われている気がしてなりません。

 さて、フランスのマクロン大統領が演説で何度も我々は戦争状態にあると言っていました。当時、ちょっとオーバーじゃない?と思ってましたが、ここまでになると確かに戦争状態だと納得です。今回の外出禁止の場所は、ノルマンディ地方。

Paris_Normandie.jpg


下記写真をクリックして番組をご覧ください。(フランスのTV局TF1で2020年3月26日に放送)

映像が途切れ途切れになってしまう皆さん。どうも映像の読み込みと再生の速度がうまく噛み合ないのが問題のようです。解決策として、本編が始まったところで一旦ポーズボタンをクリックし再生を止め、映像を読み込むまでしばらく待ちます。ある程度映像を読み込んだところで、もう一度再生ボタンをクリックすると途切れずに見ることができるようになります。少し手間ですが試していただけると幸いです。

CaenCF.jpg

 ここはノルマンディ地方の都市カーン(Caen)。

 修道院の教会は人影もなくまるで絵のよう。風になびく旗がかろうじて本物だということを教えてくれます。

 メインストリートのカフェやバーの扉は閉められ、通りの端から端まで静まり返っています。あまりの街の変身ぶり市民は戸惑い気味。

 「何にもないですね。空っぽです。それに静かで異様な感じです」と子連れの女性。

 観光客で賑わう城壁に囲まれたカーン城や市民の憩いの場所の公園も入り口の扉は閉まっています。

 静けさの中、教会の鐘だけが街に響き渡っています。

 「街がこんなに静まり返っているのに驚いています。車の数も少なくて奇妙としか言いようがないです」と男性。

 こちらはオルヌ川にかかるオルサ橋。ノルマンディ上陸作戦で知られる跳ね橋ですが、今は船舶の往来もなくじっとしたまま動きません。

 ここから数キロ先のビーチは、人の目から見れば荒れ放題。違う言い方をすれば、自然の姿に戻りました。ノルマンディーの海岸は近づくことが禁止されています。

 「ちょっと家から出てすぐに戻るだけです。週に一回の外出ですよ」と男性。

 自粛だけでもきついのに禁止が長く続くと堪えますね。

 ビーチ沿いには海水浴で使われる小さな小屋が並んでいます。6月くらいには海水浴客が利用できるようになるといいですね。


******* フランス人のつぶやき *******

「今日、これまで何の運動もしてなかった私は、急にやる気になってスポーツクラブに入会した。やるぞ〜と気合を入れて行ってみると、コロナウィルスで閉まってた[ふらふら]

VDM(Vie de Merde)より


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