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外出禁止の街10 [コート・ダジュール地方]

 コロナ騒動とテレワークへの切り替えでドタバタしているうちに月が変わり、欧州はそれより前に夏時間に変わっているのでした。

 もうそろそろ時間の変更は終わりになるはずですが、これが最後か?

 さて、今日も外出禁止の街を訪ねます。今回は、昨日訪ねたエズのすぐお隣にある都市ニース(Nice)です。

Paris_Nice.jpg


下記写真をクリックして番組をご覧ください。(フランスのTV局TF1で2020年3月31日に放送)

映像が途切れ途切れになってしまう皆さん。どうも映像の読み込みと再生の速度がうまく噛み合ないのが問題のようです。解決策として、本編が始まったところで一旦ポーズボタンをクリックし再生を止め、映像を読み込むまでしばらく待ちます。ある程度映像を読み込んだところで、もう一度再生ボタンをクリックすると途切れずに見ることができるようになります。少し手間ですが試していただけると幸いです。

NiceCF.jpg

 “プロムナード・デ・ザングレ(英国人の散歩道)” と呼ばれるこの通り、見事に人の姿がありません。

 暖かくなったこの季節には、海水浴を楽しむ人たちが少なくとも5〜6人くらいはいるはずなのですが、ビーチにも人の姿はありません。

 レンタサイクルも駐輪場に止まったまま。

 「いつもなら大勢の人で賑わってるはずなんですがね」と男性。

 「この状況をどう思われますか?」と取材班。

 「のんびりできますよ。私は静かなのが好きなんで、ほっとします」と男性。

 海岸沿いのこの道路、いつも渋滞していますが、今日はこの通り。気持ちがいいですねえ〜。

 「いつも、世界中からやってくる人で溢れかえっていますよ。今のこの状態は奇妙です」と女性。

 こちらはニースの中心地マセナ広場。今年2月にはここでカーニバルが開催されました。遠い昔のことのようです。

 マセナ広場からすぐのところの公園は、大勢の子どたちが遊んでいるはずですが、今はその姿もなく静かです。

 「静かで美しいですが、同時に寂しい感じもします」と女性。

 「私はこれくらいが好きだわ。それほど寂しいとは感じません」と別の女性。

 「車の音も叫び声もなくて、驚きました」と自転車の女性。

 一方、こちらはクール・サレヤ通り。バーやレストランがお店を構えていますが、ご覧の通りどこも閉まっています。

 広場には青空市が立ち、店先にはカラフルな野菜やお花が並んで、地元の人や観光客で賑やかになります。

 しかし、今は想像もできないくらいがらんとしています。

 「ここは人々がカフェやレストランのテラスでコーヒーを飲んだり食事をしたりする場所なんです。いわばニースの中心地です」とマスクの男性。

 「太陽と海があって熱いのが本当のニースなんです」と女性。

 コロナの嵐が過ぎるまで、もう少しの辛抱です。


******* フランス人のつぶやき *******

「今日、彼と二人で歩いていると、お花でいっぱいのショーウィンドウの前を通りかかった。お花大好きの彼が、お店に入ろうと言う。お店の看板が目に入らぬか?”葬儀屋”と書かれてある!」

VDM(Vie de Merde)より


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U3

carotteさんこんにちは。
日本では外出禁止命令ではなくいまだ外出自粛要請なので気にしない若者は平気でライブハウスやフーゾクや居酒屋に出掛けてクラスター感染を広げています。
世界の実情を見ればそれが間違いだと分かる筈なのですが、井の中の蛙なのかこぢんまりとした大人になってしまった日本の若者。世の中の動きが良く分からない。分かろうともしないようです。
by U3 (2020-04-03 17:57) 

carotte

U3さん
若者は重症化しないから大丈夫という間違った認識の結果でしょうねえ。また厳しく言われないと出来ないという自主性のなさも問題です。それに多くの人が自分だけは感染しないだろうと思い込んで生活していることも感染を広げる要因かもしれません。非常事態宣言が出たから、いくらなんでもこれで生活態度を少しは変えてくれるものと思います。
by carotte (2020-04-08 13:41) 

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