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外出禁止で晩ご飯95 [お料理実践編]

 厳しい外出禁止が続くフランスですが、WHOの報告によると4月4日時点の新しい感染者数は5,209人。たった1日でこれだけ増えるとは・・・。

 外出禁止になってかれこれ2週間以上になりますが、一気に広がってしまった感染を止めるのは容易なことではなさそうです。

 さて、月曜日恒例の節約晩ご飯シリーズは、今回もスペシャル版。

 パリのシャンゼリゼ通りにお店を持つシェフであり二人の子供を持つパパでもあるジャン=エデルンさんがチャレンジしてくれます。

 もちろん、自宅のキッチンで子供たちと一緒に晩ご飯を作ってくれます。

 では、スタート!

Paris_Paris.jpg


下記写真をクリックして番組をご覧ください。(フランスのTV局TF1で2020年4月4日に放送)

映像が途切れ途切れになってしまう皆さん。どうも映像の読み込みと再生の速度がうまく噛み合ないのが問題のようです。解決策として、本編が始まったところで一旦ポーズボタンをクリックし再生を止め、映像を読み込むまでしばらく待ちます。ある程度映像を読み込んだところで、もう一度再生ボタンをクリックすると途切れずに見ることができるようになります。少し手間ですが試していただけると幸いです。

4aTCF2.jpg

 ここはお店の直ぐ近くにあるご自宅です。お店の営業も不要な外出も禁止されているので、子供たちと一緒にモノポリーで遊んでます。

 「家で子供たちと一緒に過ごすいい機会になりました。一緒に遊んで、一緒に食事を作って、一緒に食べることができるって幸せなことです」とジャン=エデルンさん。

 では冷蔵庫から材料を出して、調理を始めてもらいましょう。

 まずは前菜は何かな?

 「アボカドのトーストです」とお姉ちゃんのルアヌちゃん、13歳。

 3人でワンチームの調理が始まりました。アボカドは包丁を入れて二つに切ったら、包丁でこんな風にすれば簡単に種を取り除くことができます。そうか、この手があったか・・・。今度試してみよう。

 9歳になる弟のアントン君は白いソースを作ってますが、なんだろう???

 パンとアボカドをスライスし、シブレットとエシャロットを刻み、桃とトマトは適当なサイズに切ります。

 パンに白いソースを塗り、順にのせていきます。最後はポーチドエッグをトッピングして出来上がり。

 「玉子がとろりとかかるようにするのがポイントなんだ」とパパ。

 次はメイン料理ですが、何を作ってくれるんでしょう?

 「アッシ・パルマンティエです」とアントン君。

 パルマンティエはフランスにジャガイモを広めた方の名前。この人のおかげでジャガイモがフランスで広く食べられるようになりました。アッシはひき肉のこと。ということは、ジャガイモとひき肉の料理のようです。

 ジャガイモ担当はアントン君。パパはちょっと離れたところでお肉の準備。牛の肩の上部にあるパルロン(paleron)と呼ばれる肉を使います。お鍋でお肉の周りを焼いてから香りの野菜を入れ、最後にワインを加えて4時間煮込みます。

 その間にジャガイモを茹でたらバターを少しずつ加えながら潰します。

 「味見するんだよ。味見は大切だからね」とパパ。

 4時間煮込んだお肉はスプーンとフォークでほぐします。さすがに柔らかいですねえ。ほぐしたお肉を鍋に入れ、ジャガイモのピュレをたっぷりのせたら、最後にパン粉とヘーゼルナッツの粉をかけてオーブンでカリッと焼いたら出来上がり。わあ、美味しそう。

 最後はデザートですが、何ができるのかなと思っていたら、チュロスでした。子供たちも大喜び。

 こういう時は、美味しいものを食べることも大事ですね。


******* フランス人のつぶやき *******

「今日、外出禁止でずっと彼と二人っきりでいられると思ったのに、彼の家族が毎日のように夕方になるとネットのビデオ電話をかけてきて宴会を始めるのだ [ちっ(怒った顔)]

VDM(Vie de Merde)より


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