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外出禁止の街12 [ブルゴーニュ地方]

 非常事態宣言が出されるようなので、本日、ありったけの書類をかき集めて持ち帰り、しばらくは完全テレワークということにしました。

 外出の機会をさらに少なくしたので、感染が徐々に縮小していくことを期待しています。

 フランスはまだまだ拡大が続いています。4月5日の時点で新しい感染者数が4221人、この1日で亡くなった方の数は1053人。

 人工呼吸器、足りてないのかな・・・。たった1日でこれだけの方が命を落とすとは本当に傷ましい。

 COVID-19、何としても封じ込めましょう!

 さて、人の姿が消えた街を上空から見物するシリーズはまだまだ続きます。

 今回は街ではなく、ワインの産地ブルゴーニュ地方のグランクリュ街道。

Paris_Bourgogne2.jpg


下記写真をクリックして番組をご覧ください。(フランスのTV局TF1で2020年4月3日に放送)

映像が途切れ途切れになってしまう皆さん。どうも映像の読み込みと再生の速度がうまく噛み合ないのが問題のようです。解決策として、本編が始まったところで一旦ポーズボタンをクリックし再生を止め、映像を読み込むまでしばらく待ちます。ある程度映像を読み込んだところで、もう一度再生ボタンをクリックすると途切れずに見ることができるようになります。少し手間ですが試していただけると幸いです。

GranCruCF.jpg

 ディジョンからムルソーをつなぐこのグランクリュ街道を走れば、こんな風景が広がっています。

 どれも繊細で美味しいワインを造るブドウを栽培する畑です。

 たくさんの小さな区画に分かれたこの土地は独特の風土を持ち、ユネスコの世界遺産に登録されています。

 街道沿いには38の村が並び、いずれもワインの名産地です。いつもは観光客で賑わっていますが、今は地元の人が時々行き来するだけ。

 「この地域はブドウ栽培のリズムで時間が過ぎていきます」と女性。

 「私はここに住んで40年になりますが、毎年、それぞれの季節を楽しんでいますよ」と男性。

 「見渡すだけで感動します」と別の女性。

 ここからしばらく歩くとブルゴーニュ地方のワインの中心地ボーヌがあります。

 オスピスの独特の屋根が見えてきました。静けさの中で教会の鐘が響いています。

 街の中は静かでも、ブドウ畑には活気があります。今はちょうどブドウの若木を植える時期に当たります。この畑では6人がその作業中。

 「ブドウを育てて40年になりますが、この仕事が大変好きです。きちんと世話をしてやれば美味しいワインになるブドウを収穫できますよ」と女性。

 こちらはそのワインの熟成室。熟成しているうちに蒸発してしまった分だけワインを足します。

 ブドウ畑にはコロナウィルスの影響はなさそうです。質のいいブドウが豊作になるといいですね。


******* フランス人のつぶやき *******

「今日、わが家から30キロほどのところに住む義理の母が、40歳になる息子の誕生日祝いにやってこないという。『明日は雨だから、あの道は通りたくないのよ』お母さん、ここはノルマンディーよ。雨なんて日常茶飯事」

VDM(Vie de Merde)より


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