外出禁止の街16 [ミディ=ピレネー地方]
コロナウィルスには絶対に感染してはいけないとつくづく思う。
感染していない自分を幸いと思い、それを持続させるために専門家の意見を尊重して言われたことをしっかり守ろうと思う。
長い人生(残り少ないけど)の中のたった1ヶ月のことですもんね。
さて、本日は外出禁止の街シリーズの続きです。フランス南部の都市トゥルーズを訪ねます。
下記ウィンドウの▸をクリックして番組をご覧ください。(フランスのTV局TF1で2020年4月21日に放送)
映像が途切れ途切れになってしまう皆さん。どうも映像の読み込みと再生の速度がうまく噛み合ないのが問題のようです。解決策として、本編が始まったところで一旦ポーズボタンをクリックし再生を止め、映像を読み込むまでしばらく待ちます。ある程度映像を読み込んだところで、もう一度再生ボタンをクリックすると途切れずに見ることができるようになります。少し手間ですが試していただけると幸いです。
街の中心にあるキャピトル広場。
それを取り囲むように立つ建物。その回廊部分にあるお店は軒並み休業中。もちろん、散策する人の姿もありません。
「この広場は、何かしらイベントが開かれていて活気にあふれているんです。でも、今は何もありません。ちょっと悲しいですね」と男性。
「私はスタッド・トゥールーザンが優勝した時のことをよく覚えていますよ。ここに2万人もの人々が集まって勝利を祝いました」とちょっと年配の男性。
スタッド・トゥールーザンは地元のプロ・ラグビーチームのこと。
2万人とはすごいですね。でも今はご覧の通り。
サン=セルナン大聖堂の鐘楼からは街が一望できます。ここまで人の姿がない街の風景を見るのは初めてのことです。
いつもなら大勢の人で賑わうこの通りもひっそりと静まり返っています。
そしてガロンヌ川の岸辺にある市民の憩いの場サン=ピエール広場。
「あの辺りから周り全体にかけて赤いリンゴの風船が飾ってありました。ここは学生たちが午後から夜にかけて集まる場所なんです」と男性。
「ここで集まってはお祭り騒ぎをしていましたからちょっと寂しいですね」と別の男性。
車道にはほとんど車が走っていません。その分、騒音がなくなり、自然の音がよく聞こえるようになりました。
緑に囲まれているのはミディ運河。耳をすますと、小鳥のさえずりや水の音が聞こえてきます。運河の水門は閉じられたまま。
「朝、鳥の鳴き声で目が覚めます。以前はなかったことです」と男性。
ガロンヌ川の岸辺に広がるトゥルーズの街。バラ色の街といわれる理由がよくわかります。美しいですねえ〜。
街の上から眺めていると、こんな建物に出会いました。
壁いっぱいに印刷されているのは、トゥルーズ生まれのシンガーソングライター、クロード・ヌガロの写真。
2004年に亡くなってしまいましたが、「Ô Toulouse」という歌でよく知られているそうです。
******* フランス人のつぶやき *******
「今日、家に引きこもっていたある日、わが家のネコのおもちゃを踏んづけて真っ二つに割ってしまった。いつも遊ばないくせに、壊れるとなんだか残念そうにしつこく遊び始める。ニャンめ!」
VDM(Vie de Merde)より
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